気まま猫草

音楽が好きな社会人の徒然

17.11.09 Rhapsody 20th Anniversary Farewell Japan Tour 2017@大阪 梅田クラブクアトロ

Rhapsodyのライブへ行ってきました。メタルです。

20th Anniversary Farewell Japan Tour 2017

f:id:snowmansan:20171109233300j:image

 

Rhapsodyの中心メンバーだったVo:Fabio、Gu:Lucaによる“SYMPHONY OF ENCHANTED LANDS”完全再現+初期曲演奏ツアー。

 

Rhapsodyでは無い2人が中心にRhapsodyをやるというライブなのです。
なので、Rhapsodyとしての楽曲を演奏する彼らを見るのは最後じゃないかといった状況で冒頭でRhapsody何回言うんじゃというRhapsody

 

※もうここまでで何言ってるかわからん人のために初めてのRhapsody年表

1997年Rhapsodyとしてデビューアルバム発表
2006年Rhapsody of Fireへ改名(権利関係の何かかな)
2011年Luca(Gu.)とAlex(key.)が分かれて活動する事となり、バンドが分裂。
Luca→Luca Turilli's Rhapsody
Alex→Rhapsody of Fire(Fabioはこちら所属)
2016年 Rhapsody of FireよりFabio(Vo.)脱退

 

と言った時系列で、今回の編成は現Rhapsody of Fireでは無いわけなんですよ。

しかも、他のメンバーはLuca Turilliバンドのメンバーのようで、全く別物のような形。
加勢大周と新加勢大周みたいな。違うな。

 

個人的に聴きたいのはFabioの歌声とLucaのギターで、自分の知ったRhapsodyはこの形なわけですよ。
その原型が見られる嬉しさとFarewellという寂しい状況が交錯したライブなわけです。
午後有休にしてスーツで参加したのです。前回もRhapsodyはスーツだったな。
スーツの人多くて仲間意識。

 

垂れ幕はドラゴン
既に厨二である。

 

19時前だったけど、まあいいかという感じで始まる。その辺が来日っぽい。日本だとスタートは守る気がする。
※僕は英語ができないので、MCは全然わかりません。

本編(18:57~20:24)
SE:EPICUS FUROR
メンバー登場。ちなみにkeyはいないので流してました。
1.Emerald Sword
イントロからオーディエンス全員フルスロットルで前へ詰め詰め。楽しい!歌いすぎて音が聴こえない笑 というかもうちょい爆音でも良かったよという。

 

2.Wisdom of the Kings
3.Eternal Glory
4.Beyond the Gates of Infinity
5.Knightrider of Doom
“the Power of the Dragonflame”からという紹介。オオサカー!と何度か叫ぶFabio。

 

6.Wings of Destiny
7.The Dark Tower of Abyss
8.Riding the Winds of Eternity
9.Symphony of Enchanted Lands
長い曲という紹介があったw確かに13分ぐらいある。パイプオルガンに乗せたゴス要素と民族音楽の導入、映画音楽のようなオーケストレーションなど展開が激しい。大好きな曲。
keyのリフレインを後半でもギターでやったりクラシックの伏線回収のような楽曲、と勝手に思ってる。

 

10.Drum solo
Requiemかな?それにあわせてソロを展開。

11.Land of Immortals
Legendary Talesの曲で、みんな歌える!?みたいな感じだった。

 

12.The Wizard's Last Rhymes
ドヴォルザーク交響曲第9番新世界より」を上手く取り入れた曲で、イントロからテンションがあがる!聴けて良かった!!!

 

13.Bass solo

各メンバー紹介。
Lucaはなんのきっかけかよくわからんのだけど、ゲームの話で、PS4とX BOXの話。英語わかる人教えて!!笑

 

で、Fabioはセガドリームキャストが今でも好きみたいなことを言ってた。僕もだよ!
14.Dawn of Victory

はけていったけどすぐ戻ってアンコールへ。

En.(20:24~20:44)
15.Rain of a Thousand Flames

この曲の後かな、イタリアのアリアを歌おう!のコーナーみたいなのがあって、それが上手いこと上手いこと。イタリアのNessun Dormaを歌い出した。ほんまに上手かった!!


16.Lamento Eroico
メタルというとテクニカルでメカニカルでハイスピードなものを聴きにいってるんだけど、Rhapsodyは結局Lamento Eroicoというバラードで感動してしまう。

 

サビからの緩急のつけ方が上手くて。
導入は優しいのにサビからは怒りにも似たような歌い方。歌声だけでこんなに感情を表現できる人を知らない。荒々しく歌うとかじゃなくて、声量の調整や声の細さとか全部含めて。

 

もうなんて表現して良いかわからんけど、いつか自分の葬式に流してほしいな
合うかわからんけど笑


17.Holy Thunderforce
18.In Tenebris

---------------------------------
Rhapsodyはイタリアのメタルバンド。
シンフォニックパワーメタルといったところかな。クラシカルなフレーズもふんだんに取り入れて重たいリフにリズムに聴いていて心地良さも残しつつ、Fabioの素晴らしいVo.が乗ってくる。

 

FabioのVo.は高音で張り上げるメタルというよりは自国のカンツォーネ歌手を踏襲した響かせる歌い方との融合だから聴いていて暖かくもなるし、熱くもなる。共存するアンビバレントなVo.に心を掻っ攫われるんですよね。

 

そして、哀愁漂うメロディに仰々しい感じ、ドラマチックな展開。クサい本当にクサい

メタルでよくいうクサいという表現は日本人の好みそのものだと思うんですよ。

 

謡曲もそうだけど、哀愁のメロディにブリッジからのサビのもっていき方だけじゃなく、大サビまでのクライマックス感といい展開といい仰々しいじゃないですか。そこが好きなんだけども笑

 

また、厨二病満載の歌詞。
Rhapsody知らずに曲名いきなり見た人でも、
\Emerald Sword/
\Eternal Glory/
\Holy Thunderforce/

何!!!この厨二なタイトル!!ってなりますよね。

剣を探したり、ドラゴンに乗ったり、なかなかRPGやSFの世界を歌ってます。

 

表現は様々ですが、仰々しさ、様式美などなどの楽曲にそんな歌詞が乗っかっているネオクラシカルメタル、シンフォニックメタルなのです。

 


厨二病は世界共通なんですよ。

 

 

僕の好きなGLAYTAKUROさんが、
今僕らのこの国は風邪をひいているから”とFather&Sonで言っていたけど、
さらに世界は厨二病に冒されているのです。

 

というのは言い過ぎだけど、
様式美を基盤とするメタルは日本人は共通して好きなんじゃないかなと思ってるのです。

まあ何が言いたいか端的に言うと

 

みんなRhapsody聴こうよ!

 

という日記でした。

 

今回のツアーは特別な公演であり、FabioとLucaがこれから一緒にやるわけじゃないだろうし、Rhapsody of Fireからは脱退したからRhapsodyの楽曲を歌うことはほぼなくなるのかもしれないけど、またいつかライブで聴ける日を楽しみにしてます。
Warrior of ice大好きなんですよ!頼むよ!
メタル最高です。ごちそうさまでした。

 

【セットリスト】
SE:EPICUS FUROR
1.Emerald Sword
2.Wisdom of the Kings
3.Eternal Glory
4.Beyond the Gates of Infinity
5.Knightrider of Doom
6.Wings of Destiny
7.The Dark Tower of Abyss
8.Riding the Winds of Eternity
9.Symphony of Enchanted Lands
10.Drum solo
11.Land of Immortals
12.The Wizard's Last Rhymes
13.Bass solo
14.Dawn of Victory
En.
15.Rain of a Thousand Flames
16.Lamento Eroico
17.Holy Thunderforce
18.In Tenebris