気まま猫草

音楽が好きな社会人の徒然

19.01.29 HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY WAKAYAMA@和歌山ビッグホエール

1月末の話でだいぶ時間経ちましたが、HYDEのライブへ行ってきました。
場所は和歌山ビッグホエール

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1月29日はHYDEの誕生日であり、それも50歳。その記念ライブ。
知人に連れて行ってもらって、

チケット代 S席16,200円と聞いた時、

たっかーーーーって思ったけど、ホールに入って納得。


アコースティックとは言え、演者がたくさん。
ギター、ドラム、ベース、パーカッション、
ダブルカルテット、フルート、クラリネット、ピアノ、コーラスの総勢17名だったかな。プラスHYDE


19:06(6:66)開演予定だったけど少し押した。

 

19:08〜21:46
バックバンドから登場し、最後にHYDE

1.JESUS CHRIST
アコースティックギターではあったけど、バンドサウンドが強くてドラムも強め。
薄くなるコード感をストリングスでカバーしてた感じかな。メインにくる楽器がCDと違うから今でも印象に残っている。

誕生日にJESUS CHRISTってある種出落ちというか、ジャパニーズクリスマスのエゴサしてますよ、って表明かと思ったわ。

 

2.A DROP OF COLOR
HYDE「黒ミサへようこそ…ようこそ和歌山へ!ここがビッグホエールというところですよ、いやーここでやりたかったんですよね。
今日はこれまでの人生を振り返って自分の好きな曲を選んだので…暗い曲が続きますけど

 

 

HYDE「覚悟して着席のまま観て頂けたらと思います。次の曲はevergreenです。この曲を和歌山でやるとは作った時には思いませんでしたけど…それじゃあevergreen聴いてください」

3.evergreen


ストリングスが入っているからさらに物悲しいメロディへ。

和歌山本社のEvergreenってスーパー?ドラッグストア?があって、その意を含めているのかと思った。もう店内BGMにすれば良いんじゃないかな。

 

4.SHALLOW SLEEP
HYDEソロで個人的に1.2位争うぐらい好きな曲。NHKで過去にやったアレンジに近しいものがあった。これウッドベースだったかなぁ。どの曲がウッドベースか忘れてしまった。

 

5.DEPARTURES
globeのカバー。
原曲では“少しでも伝えたくてー”と力強く伸ばすが、HYDEの歌い方は後悔の念が残るような、部分部分囁くように歌う。それが印象的だった。

HYDEDEPARTURESを聴いてもらいました…自分の曲のようにやってますけど」

 

 

HYDE「96年…globeの曲で。当時僕らは認知されてなかったんだけど、CMで流れててすごく良い曲だなーと思ってました」

認知されてたんじゃないのかな…笑

 

HYDE「平成も終わろうとしていますが、小室哲哉さんは平成を代表する作曲家だと思います。選んでもらって光栄です。

続いては来週発売のZIPANGです。海外でバラードを歌うときは休憩タイムのようなものなので、どうせなら日本を感じる美しい雰囲気やメロディの曲を…と思って作りました。
最初は英語で作ってたけど、“…これは日本語の方が合うかもなぁ”と思って日本語で作ったら…当たり前なんですけど、日本っぽいなぁって

wwwww

 

HYDE「簡単なメロディだったけど、バンマスのひこにゃんが素晴らしいアレンジをしてくれました。ZIPANGを聴いてください」

6.ZIPANG
7.叙情詩
HYDEのアカペラでスタート。
YUKIはエレキに持ち替え、冒頭から楽曲に音を刺していく。ストリングスがあることでサビで世界が広がるようだった。
その広がるストリングスに強く刺さるエレキサウンドコントラストがまた良かった。

 

8.LORELEY
HYDEがサックスを吹くターン。この曲HYDEが吹いてたんだ(°_°)
間奏目一杯吹いてすぐ歌い始める。息継ぎがねぇ(°_°)

 

9.In the Air
やるとわかっていても、このベースラインが聞こえた瞬間はっ( ゚д゚)となる。
Tierraのジャケットが頭に浮かぶし、照明も青かったし。

元々サビで広がる曲だから、ストリングスが入れば本当に空へ飛び立つのではないかという広がり。

 

HYDE「楽しんでますか?こうやって座ったまま聴くのはどういう感じですかね。そろそろお尻が痛くなる頃じゃないですか?
でも、さっき椅子チェックしたらちょっと柔らかかったですけど…一応座布団グッズで売ってるんで良かったら」

HYDE「そして今日は中継されていて、映画館で見てくれているかわいこちゃんがいっぱいいます。…よく考えたら恥ずかしいですけどね笑」

カメラに手を振ってた。

 

HYDE「そうですね…はい、…えーっ…、なんでしたっけ…はい!」

???????

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HYDEさて今日はなんの日でしょう!

あ、自分から言いにくかったのかwww
Happy Birthdayが流れる。
それと同時に金のバースデーカードを掲げる会場。開場中に配られたのです。

ちょっと汚れちゃったけどこんな感じ。

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キラキラとなる会場を見た瞬間、HYDEがノンマイクで“なにそれ”ってびっくりしてた笑

ケーキが運ばれてくる。ローソクも付いている。

HYDE「ありがとうございます…では行ってきます」
と火を吹き消す。
ケーキはHYDEアー写がプリントされたものになっていて、それをフォークで破壊して食べるHYDEw

 

HYDE「ありがとうございます。半世紀が過ぎました…。こんなたくさんの人に祝ってもらって幸せです。ありがとうございます。
それ何?配られたの?キラキラしてる〜!
ここで出して下さいって言われてたん?それまで隠しとくようにって?(ニヤニヤ」

HYDEこれ喋ってるときめっちゃ嬉しそうだった笑

HYDE「見事にやられました、ありがとうございます!撮って良いですか」
とキラキラを動画?パノラマ?で撮影。

 

HYDE「こういったライブはこれまでしてこなかったんですけど、今回は自分へのご褒美と皆さんへの感謝の気持ちを込めてやらせてもらいました。これまで誕生日にライブをしないどころか、誕生日も言わないという。それでファンが揉めたりしてね。誕生日祝う、祝わない、勝手に祝う、勝手に祝うな!!…みたいな。そんな怒んなくても笑」

wwww

 

HYDE「昔は正体のわからないアーティストにしたくて、本名も年齢も誕生日も出身地も隠していました。それが勘違いされて、“和歌山出身が恥ずかしいんだ!”ってニュース和歌山みたいなのに書かれて。ほんまムカついてね」

 

 

HYDE「出身隠すって発想が恥ずかしいじゃないですか。今は情報化社会のおかげで隠すのも困難になり、こうやって和歌山で誕生日を迎えることができました。」

 

HYDE「四半世紀音楽を作ってきたんですけどね…みんなの記憶の一場面に僕の曲が残ってるのかなと思って。僕にもそういうアーティストがいます。そういう曲は一生消えません。残念ながらみなさん消えないですよ!

wwww

 

HYDE「消そうと思っても消えないですよ。まあ…消そうとは思わないけど笑  一生ついてまわると思うので、よろしくお願いします。
次の曲も誰かの思い出の曲だと思います」
10.flower


Bossaアレンジだったはず。
リズムがBossa Novaで、テンポも少し遅め。冒頭のリフはもちろんアコギで演奏。普通のライブはどうなんだろう。

サビはボサノヴァの印象はなかった。原曲は割と8ビート直球な感じだけど、横揺れぴったりのSweet Soulとしていけそうな感じでした。もう一度聴きたい。

 

11.Red Swan
メロディがYOSHIKIなんだよな。そしてin the rainと血が歌詞に出てくる。やっぱりYOSHIKI

12.VAMPIRE'S LOVE
オーケストラも入って壮大な感じになると思いきや、ギター含めリズムがしっかり刻まれていて原曲よりも音が尖った印象を持った。すごく良かった。
スクリーンには棺桶。薔薇を持ちながら歌うHYDE。曲終わりに薔薇を置くと、棺桶上に赤い薔薇が置かれる演出。

 

HYDE「VAMPIRE'S LOVEは誰も死んでいないのに死んだ気になってます…悲しいです。笑
僕の曲は死ぬ曲が多いです。理由はよくわかんないんですけど…。
最期の日に何を食べたいって質問よくするでしょ?それってその人の核心をついてたりするでしょ。死に関係するものに真実とか愛とか隠れてるような気がするんですよね。次の曲はHONEYです。これも死を匂わす曲で…気に入ってます」

 

13.HONEY
これは冒頭スペインギターのような感じ。
この曲も直球8ビートの印象からリズムを落とした横揺れアレンジへ。すごく裏を意識した曲になっていて、flowerと合わせてもう一度聴きたい。

 

14.XXX
東京ドームで聴いたときよりアコースティックアレンジなのもあって16ビート感が強め。
タンバリンも1小節のみ入ったりフックになっていてダンサブル。ぶった斬るように入ってくるエレキギター。一曲の中で緩急がすごい。

15.forbidden lover
16.永遠

HYDE「楽しんでますか?次の曲は曲も良いんですけど…良い歌詞が書けたなと思います。この曲をやると和歌山で過ごした景色や友達を思い出します…コンサートへ来てくれる人たちと駆け抜けた季節も思い出します。MEMORIES聴いて下さい」
17.MEMORIES 

 

Bon JoviのLivin' On A Prayerと振り返った歌詞の雰囲気が似てるようにずっと思ってて。いや、特別曲が似てはないんだろうけど笑

原曲はオクターブ奏法のギターリフで始まるけど、ピアノアレンジ。原曲のイメージからはだいぶ違い、優しくも哀しくも聞こえる。

歌詞も一語一句はっきり聞こえてきた。これまではバンドを始めた頃の振り返った歌詞としてイメージしていたけど、和歌山で歌われるとそれはもっと前。子供の頃。

彼には和歌山の街はどんな風に見えていたのかな。由良町はもっと道が悪かったのか、ぶらくり丁はもっと栄えていたのかな…とかそんなことを考えて聴いていた。今まではそんな意識で聴いてなかったから初めて抱いた感情でした。

HYDEが途中で泣いて一部歌えなくなって。終始涙目だったけど、涙を抑えながらほとんど歌い上げていた。

 

和歌山で演奏するからこそ意味のある、和歌山で演奏するからこそ意味がわかる曲でした。リリースされて8年少し経ち、語弊があるかもしれないけど、正しい場所で聴けたような気がする。

 

流していた涙を拭き、
HYDE「…ありがとうございます。この場所はすぐにいろんなことを思い出す…そんな場所なんだと思います。
次で最後の曲になります」

 

えーーー

 

HYDEすいません

すいませんてwww

 

HYDE「今日ここでやる夢が叶いました。ありがとうございます。
随分前にこのホールが…アリーナって言うんですかね、できてやりたいと思ってたんですけど、まさかこのタイミングでできるとは思ってませんでした。逆にこのタイミングで良かったなと…節目の年に夢が叶うというのは感慨深いです。
もう1つの夢の、みなさんの愛する人がつまんないことで傷つかないように、目が覚めたら争いが終わってほしいので、星空を聴いてください。

みなさん、ライトを出してもらっていいですか?照らしてください。電池がない人は大丈夫です」  

 

笑   


この曲でライトを照らすのは恒例なんですかね。パノラマでぐるっと撮るHYDE

 

HYDE「僕は慕ってくれるみなさんのおかげでここまで歩いてこれました。こうやって続けてこられたのはみなさんのおかげです。ありがとう。
和歌山にいる頃は、小さい頃…学生の頃たくさんいじめられたり、悔しい気持ちは消えませんでしたけど、そういう経験が僕の人生や人格の形成に必要だったのかなって。そう思えば嫌な過去も少しは許せるようになりました。
素敵な出会いもあって。友人、先生、親族、両親、この街が僕を育ててくれました。その1つでも欠けてたら、この会場へは来てないかもしれません。


なんでここでやりたかったんだろう…と意味を考えてました。もちろん、育ててくれた人に恩返しをしたくて…少しは歌が上手くなったのを聴いてほしいなというのと同時に、自分の人生は間違いなかったかな…って確かめたかったんだと思います。
僕はみなさんに支えられて今日を迎えました。ありがとうございます。みなさんに出会えたことが最高の誕生日プレゼントです。今日は本当にありがとうございました」
18.星空

HYDEが一礼して、バンド、オーケストラのメンバーに立ってって指示すると演奏がスタート。Happy Birthdayの演奏。

えっ?って顔をするHYDE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


上手から誰か出てくる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


スーツのおじさんが出てくる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


kenだ!!!

kenが大きな何かを抱えて登場。
HYDEにやにや。
センターにkenが来て、プレゼントを渡す。

HYDE「えっ、重っ…」

 

ken「日本中のHYDE好きが集まっていると聞きまして!」

 

HYDE「これめっちゃ重たいんですけど…アンプ?」

 

ken「あー音楽家ですからね」

ってことはアンプではないのね。

 

ken「HYDEさん、そういえばサバイバル好きだったなーって。サバイバルしてるかなって…テントを買いました」

wwww

 

ken「HYDEさんに似合う大きな白いテント!」

 

HYDE「開けた方が良いですか?」

 

ken「いや…どうせバラバラですし」

そうだね笑

 

ken「色々思い返すと作曲するときに無茶な曲を作ってきて、“これ…一体どこの男前でないと成り立たない曲なのか…”とかHYDEに出会ってなかったら悩んでたと思います」

恥ずかしそうにしてるHYDE
付き合いたてかw

 

ken「こんなボーカルと上手いことここまで来れて嬉しいです!Happy  Birthday!」

また恥ずかしそうなHYDE。付き合いたて(^^)

 

ken「みんな金目のものプレゼントボックス入れた!?誕生日ぐらい金目のものをいれんとぉ!!!
おひねりとか投げて良いんですか?」

 

HYDE「いや、ダメです笑」

 

ken「そう笑」

 

HYDE「…これどうやって締めるんですか笑」

 

ken「締めれない笑  お祝いに来たんですよ」

 

HYDE「めっちゃ嬉しい!ハグして良いですか…」

とぎゅっとしてた。

HYDE「最近ライブで近づくと逃げられるので笑」

 

ken「あのね、僕は好きなギターヒーローやアイドルっていなかったんだけど…最近それがHYDEなんじゃないかって」

 

 

ken「ドームぐらいの距離なら良いけど、こんな(隣)距離におるとアイドルやったら緊張するやん!キョドるからやめてほしいのよ!!冷静に演奏したいから!!!

wwwww

 

kenが出てきたときに用意されたエレキギターがずっと気になってたのだが、

HYDE「弾いてくれんの?」

 

ken「弾いて良いの?」

おおおおおお!!!

 

ken「喋るだけってみんながっかりじゃない?すみませんね、サプライズ慣れしてないもので…よし、サプライズだ!٩(๑❛ᴗ❛๑)۶


その気合いなにwww


HYDE「みんな良かったなぁ…笑」


ken「この曲もHYDEにしか歌えないんじゃないかな」


HYDE「えっ。なにやるんすか???」

ken「言わないで始めてもいいよね?よし、やろう!!!
19.White feathers


途中から羽が噴き出す。本当必要以上にというかたくさんの羽。

 


HYDE「いつ練習したん…??」


ken「HYDEのためならうまくいくのよー!!おめでとう!!」
と去るken。


オケ、バンドメンバーも去り、HYDEだけまた戻ってくる。


HYDE「皆さんありがとうございます。素敵な誕生日を迎えることができて胸がいっぱいです…。
僕自身は大したことなくて、みんなと歩んできただけなんだけど…僕なんかって言うとみんなが可哀想なんで言いませんが、僕を慕ってくれる人がこんなにもいて、こんな大勢の人に祝ってもらえるなんてすごい幸せ者です。
僕の人生に悔いはないです。今日はメンバー、家族、親族、先生も来てて…僕の人生はみなさんに会えて良かったです。今日はありがとうございました」
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昨年のラルクリで聴けなかったラルク曲やソロ曲が聴けて嬉しかったな。
MEMORIESの途中でも書いたけど、和歌山で聴くから意味を持つ曲や意味を持つライブだったんじゃないかな。そのタイミングで見ることができて本当に良かったです。
仕事の関係だけど、このタイミングで和歌山で仕事してなかったらライブも行ってないだろうし、何か縁があったんだなと思います。


アレンジver.も良かったし大満足ですが、今度は通常ver.も聴いてみたいですね。HYDEさん誕生日おめでとうございました。
ごちそうさまでした。

 

 

【セットリスト】

1.JESUS CHRIST
2.A DROP OF COLOR
3.evergreen
4.SHALLOW SLEEP
5.DEPARTURES
6.ZIPANG
7.叙情詩
8.LORELEY
9.In the Air
10.flower
11.Red Swan
12.VAMPIRE'S LOVE
13.HONEY
14.XXX
15.forbidden lover
16.永遠
17.MEMORIES
18.星空
19.White feathers