気まま猫草

音楽が好きな社会人の徒然

16.06.21 Raphael Live Tour 2016 癒し小屋@大阪BIGCAT

Raphaelのライブへ行ってきました。大阪BIG CAT。何度来たかわかんないけど見やすくて好きなライブハウス。800人ぐらいのキャパ。

 

このバンドの復活はいろんな人のパンドラの匣を開けるのではないか。細かいことは後述。
MCやら本当に思い出せない、もっと重要なこと言ってたのに。。書くか迷ってやっぱり書くことにした。

音出しの時間にfollow youのベースライン弾いてた。

 

そういえば会場のBGMがriceの真胎殿 大地望郷で、ずっと流れてた。Raphaelの曲だったか何だったか考えてすぐ出てこなかったわ。

 

(19:00~)
定刻になり、暗転。
緊張からか拍手すらメンバー呼ぶ声すらなし。確かに緊張感あったんよ。

 

白い衣装を着たメンバー登場。
YUKIは華月のギター持ってた。冒頭4曲はYUKIもギター弾いてた。

 

1.「・・・」~或る季節の鎮魂歌(レクイエム)~
2.Sacrifice

 

YUKI「大阪久しぶり!16年ぶりかな。会いたかったぜ!
今日は華月のギター持ってきたからね、ギターも生き物だから弾かないとダメだと思うんで。ギター難しいんですけどー。弾かないといけないから弾いてるときはみんなのこと、見れてないです笑 YUKIが飛びたそうにしてるなとか頭ふるとこだなとか思ったら隣の人も気にしないで自由に楽しんでください。
Raphael史上最高のライブにしような!」

 

3.Imitation White
CDしか聴いたことなかったけど、アレンジが激しめになってた。お立ち台でみんな煽る感じ。 

 

4.promise

メンバー紹介になり、

YUKI「サポートギター咲人ー!みんな知ってるね、ナイトメアのギタリストです。ねえねえ、触っていい?触っていい?」

 

と腕を触る

咲人「そんな喋るコーナーだっけ?笑 もうかっこつけてなくていいの?」

 

YUKI「大丈夫大丈夫!ギターも弾き終わったし!かっこつけるとこ終わったから!!笑 ナイトメアもツアー中で大変でしょ?そんな中ありがとうございます!咲人!大きい声で呼んでください、ベースYukito!」

 

Yukito「今日は楽しみにしてました!ライブハウスの名前を見たらBIGCAT…」

 

にゃー

 

Yukito「ちょ!!今の無かったことにして…にゃー!!!!ライブ中何回か言うかもしれないね!」

 

YUKI「好きなタイミングで叫んでね笑 大きな声で呼んでください、ドラムスHiro!」

 

Hiro「こんばんは~!最後まで楽しんで!!」

 

YUKI「最後に大きな声で呼んでください、ギター華月!!」

 

YUKI「今回のライブこのようにギターも弾いたりしてますが、華月のライブテイクや音源もアンプから流してるので、ステージ上だけじゃなくて音を聴いても楽しんでもらえたらと思います。5人の音が聞こえると思うので。わかった?ちゃんと説明できた?じゃあ褒めて!!」

と頭を差し出すYUKI

 

YUKI「エアワシャワシャして!!

はっはっはっはー笑
ありがとう、みんなまだまだいける?やっぱりライブは俺たちだけじゃできないからさ、みんな楽しんでくれないと良いライブできないので。ロックのライブは棒立ちだと後で後悔しちゃうからね。みんなまずは肩の力を抜いて。こんな感じでね」

 

小島よしおみたいな肩ブルブルをもっと力抜いてだらんとやってた笑 Yukitoが堪えて笑ってるw

 

YUKI「待って待って!みんな嫌いにならないで!!笑 最後までこのままでいけますか!俺たちヴィジュアル系だからさ!暗黒の世界へ行こう。
大阪!行こうぜ暗黒世界へ!LET'S 暗黒!」

 

と親指立てて軽く白目向くYUKIが面白すぎ

5.さくら
6.花咲く命ある限り
7.人間不信

 

 「大阪まだいけるだろ!症状3」

 8.症状3.XXX症
9.エルフの憂鬱

 

メンバーが捌け、ピアノとアコースティックの準備。再登場。

YUKI「にゃーって言わなくていいの?にゃんどぅとわ!ってせっかくだから言えば良かったね」

Yukito「にゃん!にゃん!にゃん!でも良かったね」

YUKI「それくどいねー!笑

 

楽しんでますか?泣いてる人いるね。寂しい?悲しい?いろんな感情が混ざってるのかな?その感情の中に楽しいはあるかな?
大阪すごいね~やっぱり盛り上がりが桁違いだね。エネルギーが違うというか。まあみんなフリーザだということです。ナイスフリーザ!(=゚ω゚)ノフリーザがどれだけすごいかという説明はドラゴンボールの1巻からしないといけないのでね、また別の機会に。またブログにでもアップします笑 Neverの楽曲レビューもまだ一曲しかしてないしね。今日はそんな曲の想いも喋りたいんだけど、できるだけたくさんの曲をやるのが今日は正解だと思うので、一曲でも多くやりたいと思います。
歌一本でやってきたからこれと言って得意な楽器は無いのですが、ピアノが上手いわけでもないんですが、Raphaelの楽曲を表現したくて練習してきました」

 

10.秋風の狂詩曲(acoustic)
アレンジが優しめ。途中できらきら星をYUKIが弾いてたのはWhite Love Storyとどっちだったかな。アウトロだけドラムがいつもの8ビートになってた。

 

11.症状2.分裂症(acoustic)

メロディは同じだけど、少しコード進行変えてた。


12.lost graduation(acoustic)
どちらの曲でもYUKIとYukito泣いてた。それを見て揺さぶられたなぁ。


YUKI「いっぱい聴いてもらっちゃったね。華月の楽曲の幅広さ…もちろん原曲もそうですが、アレンジで楽曲そのものの幅広さを聞いてほしくてこんなアレンジにしました。Raphaelは活動期間は短かったから曲数も30曲ぐらいしかないんだけど、華月は良い曲作ってたなと改めて思います。
望んでもないタイミングで大切な人がいなくなるのは悲しいことであるけど、悲しいと思うのは本当に大切に思ってたからであって。今回ツアーが終われば最後ZeppTokyoでライブをしてRaphaelは解散します。でも楽曲はみんなの中に残り続けると思ってます。
次は初めての試みでこのスタイルで華月のギターをメインにそれを元に演奏したいと思います。届かぬ君へ贈ります」

 

13.eternal wish~届かぬ君へ~
YUKIがまた華月のギター弾いてた。途中でピアノ弾きつつで。(~20:42)

 

En.(20:44~)

YUKI「今日はコスプレの人もいるね。ナースの人とか華月コスの人とか。白塗り大変だったでしょう?華月って真似しやすいよね、特徴あるから良いよね。“ボンジュールハニー!!”って言ってれば似てなくてもわかるもんね。見た目も白塗りで絵に描けそうな感じで」

あとはにゃーの話からお尻の話になって(脈絡覚えてない)

 

Yukito「あまりににゃーにゃー言ってたら滑ってるかな?」

 

YUKI「大丈夫、顔でカバーできてる!」

 

Yukito「最後にお尻出すかもしれない」

 

YUKI「お尻出すのは最終兵器だからダメだよ。本当に最後じゃないと。Zeppで出す?良いよ、最後みんな手繋いでるとき出してて笑」

 

Yukito「時間もあるし考えとく!」


YUKI「楽しんでますか?みんな一、二曲目ぐらいより力抜けてきてるね、良い顔になってます。嬉しくて目が開かなくなっちゃうね、おやすみ笑

 

せっかくピアノ残してもらってるのでね、
夏にぴったりの曲をRaphaelでこの時期にぴったりの曲をやりたいと思います、WhiteLoveStory!!」

 

14.White Love Story
ピアノサウンドがジャズっぽいアレンジだった。シリアルナンバー入シングルで、NACK5で買ったなぁ。解散後だけど。

 

YUKI「声出していこう、ヴィジュアル系だからね、暗黒世界へ行くよ!笑 ここからが一番激しくなるように!アンコールのここが一番盛り上がるように!拳ね、頭も反動つけてね!笑」

 

15.タッチ
途中でステップ踏んでて、工藤静香のダンスもやってた、YUKI面白いわ。
メタル。

 

16.Evergreen
タオルを掲げてスタート。横モッシュぴったりだった。

 

17.夢より素敵な

YUKI「みんな今日は集まってくれてありがとうございました!大阪は明日もありますが、ツアーもこれから続きますが、最高のツアーにすることを約束します!」

咲人、Hiro、YUKI、Yukitoの順で捌けた。
Yukitoが涙堪えてたなあ。
(〜21:22)

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Raphaelは元々YUKI、華月、YUKITO、HIRO四人組のバンドで、1999年デビュー。V系界隈で99年デビューとか活動開始した人は好きな人が多くてJanne Da ArcGacktとかも。ジャンヌはSHOXXやVICIOUSで一緒に表紙飾ってた。

音楽的には当時のV系の流れよりもヘヴィメタル寄り。癒しや天使をテーマにしていてホーリー要素もあること(ルックスも白塗りなど奇抜)、YUKIの声楽的な歌い方であることもありシンフォニックメタルやネオクラシカルメタルが強い。なんとなくRhapsody of fireに路線が近いような(同じRhaだから?)

 

がならないメタルとかとんがってないメタルってなかなか無いと思うんです。クラシック畑から土台がしっかりしている印象。

 

歌詞のテーマは10代の葛藤が多い。大人になると純粋が汚れるとかピーターパン症候群というタイトルからも読み取れる。当時のバンギャは篭ってる人も多かったのか歌詞に共感する人、音楽的にも歌謡曲要素も含んでたから人気を獲得し、10代で日本武道館やる程に。すごい。

当時の映像見てるとYUKIが“俺たちは変わらないよ”と言ってるのが印象的で、武道館やることで遠い存在になると嘆くファンが多かったのだと思う(今でもありがちだけど)

 

個人的にはどんどん変わってもらわないと応援する意味ないと思うんですけどね!閉鎖的な感じは好きでない!

 

それは置いといて武道館終了後、第2期Raphaelが始まった2000年10月31日 ギターの華月は死去。翌日はシングルリリースという状況で。
年末から2001年にかけてギターレスでライブを廻り活動休止。

歌詞や曲をメインで書いていたのは華月で、華月信者も多かったと思うんですよ。だから亡くなったときのV系シーンの衝撃はすごかったんだろうな。結成~デビュー~武道館~活動休止までがドラマティカルで経歴を何度見ても驚いてしまう。

 

自分のRaphaelとの出会いはもう活動休止後で、中2ぐらい。だから上述のシーンの話は自分の想像や個人サイトを見て感じたことが含まれる為偏りがあるかもしれん。Janne Da Arcが好きになった頃、バックナンバー(バンドではない)が置いてある古本屋に行くようになり、上述したRaphaelとJanneの表紙のSHOXXを見つけて読んだのが始まり。それまでも名前は知ってたけど、おそらくそれが彼らの外見を見た最初。

 

 

その後、diskunionでLilacを安く買ったのがCDを聴いた始まり。他のV系と歌い方も違い、音楽性もメタル寄り。明らかに当時のV系と差別化出来てたと思います。はまるのに時間はかからずにそれからはdiskwaveやclosetchildやブックオフでアルバムをできるだけ安く探したもんです。

 

2012年に華月の13回忌のライブもあったので、再結成は二回目。今回はYUKITOが引退するのでこれで解散らしい。

 

2012年にも思ったけど、いろんな人のパンドラの匣を開けてしまうバンドで、それでもCDでしか聴けなかった曲を実際に見れたことが嬉しかった。自分の中でどの曲が演奏されても大丈夫なバンドってGLAYかジャンヌかWaiveか卓偉か…意外とあるか笑 まだあるかわからんけどなかなか多くは無いんですよ。そんなに全部のバンドの曲わからんしね。そんな自分の中で順位の高いバンドなのにライブが見れないという状況だったわけです。

 

オリジナルメンバーである華月を見れなかったのは残念だけど、今のRaphaelとして見られたことが本当に嬉しかった。イントロが流れる毎に知ってる曲だからずっとテンションが高かった。あとは昔ながらの手扇子になる前の手のフリね。90年代のバンドって感じで。

 

今回は初参加だったけど、広島も行けるようになったのでもう少し噛み締めてライブを見たいもんです。症状3、evergreen嬉しかった!
そうや、Rocknroll pandemicのTシャツの人いて、プレデターズGLAYファン?仲間がいたと思った^ ^

ごちそうさまでした。

 

【セトリさん】
1.「・・・」~或る季節の鎮魂歌(レクイエム)~
2.Sacrifice
3.Imitation White
4.promise
5.さくら
6.花咲く命ある限り
7.人間不信
8.症状3.XXX症
9.エルフの憂鬱
10.秋風の狂詩曲(acoustic)
11.症状2.分裂症(acoustic)
12.lost graduation(acoustic)
13.eternal wish~届かぬ君へ~
En.
14.White Love Story
15.タッチ
16.Evergreen
17.夢より素敵な