昨年のおはなしです。
三重県を旅行しました。
場所は伊勢市・志摩市辺り。
台風10号が来る…という中。それでも晴れ間が多くて、さすが太陽の神様…!といった思いでした。
訪問の目的は伊勢神宮。
約2000年前、天照大御神が奈良に居たとき、良い場所ないかなーと求め色々と巡った際、伊勢の国が素晴らしい!!となり、鎮座したところ。
伊勢神宮は内宮と外宮 2つの正宮がある。
内宮: 天照大御神(あまてらすおおみかみ 皇室の祖先)
外宮:豊受大御神(とようけのおおみかみ 衣食住の守り神。天照大御神の食事を司る)
よく外宮から…と言われるが、その前に行かなければならない場所がある。
【8/13 1日目】
1.二見興玉神社(10:00〜11:15)
主祭神:猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ
外宮の豊受大御神の別名らしい)
漢字ばかりですね
昔、伊勢神宮参拝前には禊として二見浦で海に入り、心身を清めていたそう。なので、ここでお参りして、穢れを落としてからお伊勢さんへ行くべし。
海に入るわけにはいかず、お参りしてきました。無垢塩草で身を清める形です。
夫婦岩が有名ですね。
契りの松
江戸時代末、阿波国より若い男女が、二見浦の浜で禊をして、着物を松の木にかけて結び、夫婦の契りと子孫の繁栄を祈願した松。
徳島から新婚旅行なのかな。
夫婦岩やこの松のこともあってか、夫婦やカップルが多かった。お土産を少し見てから伊勢神宮へ移動。
2.伊勢神宮 外宮(11:45〜12:30)
上述の通り、豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀っている神宮。
天照大御神が「ひとりでは安らかに食事ができないから近くに来て🥺」と丹波国から呼んだ、らしい。
突然京都から三重への人事異動である。神社異動である。
自然でいっぱい。
外宮は雨がぱらぱらと降っていたこともあって、あまり写真が残っていない。そして、どこがどうかもわからない写真が多い。
外宮は日々の感謝をするのが良いみたいですね。
内宮へ移動。車が混んでいたから遠い距離でもないのにまあまあかかる。駐車場も遠いところしか空いてなかった。みなさんパワーもらいにきたんですね。
そろそろお腹も空いたので、おかげ横丁へ。
3.ゑびや大食堂(13:20〜14:15)
20分ぐらいは外で並んだのかな。
私は地魚の手こね寿司をいただきました。
三重の海の幸、山の幸を提供してくれるお店なので、伊勢海老や松坂牛、伊勢うどん等勢揃いでした。
3.伊勢神宮 内宮(14:20〜15:30)
天照大御神を祀っている内宮。
ISE STAGE本日のヘッドライナーですよ。
人がたくさん。
その前に(2回目)
清めるために手水。
神社に必ずある手水舎。
ただ、伊勢神宮内宮は手水舎を越えて歩いたところに五十鈴川 御手洗場がある。そこでお清めするのが良いようです。
五十鈴川が神聖で清浄な川で、よくパワースポットとも言われますね。
こちらは入口の橋から見た五十鈴川。
お清めが終わったら、正宮へ。
その前に(3回目)
もう一箇所行くべきところがある。
瀧祭神(たきまつりのかみ)である。
瀧祭神は内宮内の御手洗場の近く。社殿はない五十鈴川の神様。
伊勢神宮をお伊勢さんと呼ぶが、瀧祭神はおとりつぎさんと呼ばれたりする。
どなたかと言うと、天照大御神に上手く取り次いでもらえる神様。
「うまくとりついでください!!!」
そこから正宮へ(やっと!)
中心部分だけあって、力がすごい。
鳥居の中は撮影禁止でしたね。
そして、よく個人的なお願いを避けた方が良いと言いますね。
個人的なお願いは正宮の近くの荒祭宮へ。
内宮内の別宮で、天照御大神の荒御魂(あらみたま 非常にパワーのある魂)が祀られていて、願いが叶いやすいようです。
またおかげ横丁へ戻ってきておみやげめぐり。
4.松治郎の舗
レモネードを飲み、川で休憩。
ここも五十鈴川。
夕食まで時間があるので、車を走らせることに。
5.伊勢志摩スカイライン(16:45〜17:45)
伊勢志摩スカイラインという伊勢と鳥羽(志摩じゃないんかいな)を結ぶ道路。
一宇田展望台
イセシマスカイラインって書いてある。
この辺りから急に雲行きが怪しくなってきた。
光が差し込んでる辺りはお伊勢さんの辺りなのかな、さすが太陽の神様(2回目)…と思った次第です。
朝熊山頂展望台
ここに向かう間霧が激しくなり、サイレントヒルのようだった。何か見えてはいけないものが見えるような気もしてきた。
お店も閉じてしまい廃墟感も漂う。本当は天空のポストを通り、鳥羽まで行こうかと思ったけど、霧がすごいので断念。夕ごはんへ向かう。
6. 倭庵 黒石(19:00〜)
伊勢海老料理を食べたくてこちらへ。
生きたままのお刺身やバター焼きなどなど、伊勢海老をいろんな調理法で美味しく食べさせてくれるお店でした。
ホテルは志摩にとっていたけど、夜になると伊勢から志摩に向かう道は真っ暗。外灯が全然ない。ここも何か見えてはいけないものが見えたら怖いなと思っていた。
なかなか気が抜けず21時頃にホテル着。無事着いて気持ちでいっぱいでした。
【8/14 2日目】
朝起きた状況ではそこそこの晴れ。昼過ぎから台風による雨が降る予報。早めに観光を済ませて帰ろうとホテルを出発。
7.横山展望台(10:00〜10:40)
志摩に来たからには英虞湾を見たい!と思って探した展望台。あごって読めないですね。
英虞湾はリアス式海岸で、湾内に大小60の島が浮かんでいる。この内、賢島は伊勢志摩サミットのメイン会場になったところ。
リアスの語源はスペイン語で、スペインのガリシア地方がリア(入江)の多い海岸にちなんでいるので、志摩スペイン村やこの後行く地中海村があるのかな。沢山ぎざぎざしてました。
真珠養殖も盛んみたいで、だからホテルに真珠が売ってたのか…と納得。
青と緑のコントラストがきれいだった。スーパーマリオワールドの地形のようなコントラスト。
今回は眺めただけなので、またの機会に細かく周ったり、クルーズなりしてみたいと思った次第です。
おっちゃん。
8.志摩地中海村(11:00〜11:50)
元々は会員制の別荘村で、今は一般の人にも開放されたホテル。ホテルではあるものの、入場料を払えば、施設の見学も可能ということで行ってきました。
白亜の建物がきれい。
スペインやイタリアの街並みを再現していて、異国情緒と言うべきか。
スペインもイタリアも行ったことないけど。
9.長太屋(12:20〜13:00)
松坂牛のお店。
自家牧場として育て、お肉屋さんとしても、直営レストランとしても経営しているお店。既に並んでいて、予約していてよかった。
松坂牛は黒毛和種で子どもを産んでいない雌牛なんですね。特徴の霜降り肉である。
霜降りだからお肉が本当にやわらかい。とろける。焼肉だから自分で焼いてるし、実力の差が表れそうだけど、それでもとても美味しい。
素材がいいんだろうな。
6種類のお肉。特上カルビ、特上ロース、モモ、ホルモン、ランプとあと一つは何かな…とても美味しい6種でした。
雨もひどくなりそうだったので、この辺で旅行はおひらきに。
日本の歴史の重みを感じる伊勢市と地中海の情緒(のようなもの)を感じさせる志摩市。
その二つが観光地として合わさっているのがいかにもいいとこどり選手権代表の日本らしい。
山と海に囲まれているから、山の幸、海の幸も豊富。天照大御神もそりゃ住みたくなる。
食材が豊富だから食物の神様も異動させたくなる。
日本神話が本当かどうか論じることはしませんが、少なくとも地理・地形的条件を考えて古事記や日本書紀も書かれていたんだなと思います。
寺社仏閣に触れることは
その土地の歴史を紐解くことであり、
地理の変化を辿ることであり、
時に触れることなんでしょうね。
ライブも兼ねず、ただ観光目的で旅行をしたのは久しぶりだったので、そんなことをゆっくり考えて廻ってました。写真の撮り方が下手なのでもうちょっと勉強したいところです。良い旅でした。旅サラダ。