気まま猫草

音楽が好きな社会人の徒然

22.12.04 ムック MUCC 25th Anniversary TOUR 「Timeless」〜是空・朽木の灯〜@大阪IMPホール

ムックのライブへ行ってきました。
大阪IMPホール

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ムックは1997年結成で今年25周年。
25周年ツアーを廻っている中日、8月6日に発表があった。

 

是空と朽木の灯…!ええええ!!!
2003年9月3日 リリース 3rd AL 是空
2004年9月1日リリース 4th AL 朽木の灯

 

初期ムックを彩った黒く塗った、重く痛みに満ちた作品達。 メジャーデビュー後の作品なのに、非常に当時のムックらしく、 メジャー感は皆無だった。それをまとめて聴けるなら行かねば… という思いでした。

 


MUCC 25th Anniversary TOUR 「Timeless」〜是空・朽木の灯〜

 


17:35〜19:00
SE:心奏が流れる。
これがSEというのが初めてだから嬉しい。
メンバー登場。


1.茫然自失
ギター、ベース、ドラム音が重い、厚い。
こんなに茫然自失は重たかったかな…と思うぐらいだった。 以前はもっとスカスカな感じだったのに、音圧に茫然自失だった。


2.誰もいない部屋
3.空-ku-
是空や朽木の灯に入ってる曲だったっけ…聴き忘れてたっけ… と思うぐらいリンクした曲だった。


4.我、在ルベキ場所
やっと聴けた!ムックと私の出会いの曲。


これも音源をはるかに超越する音圧と逹瑯さんの堂々たるサビでの 歌唱、抉ぐるようなベースラインが最高だった。 曲が終わりに逹瑯さんがノンマイクで叫んでおり、 この曲の世界を閉じるのにぴったりだった。


5.商業思想狂考偲曲(平成版)
ゆったりとタイム感をとったミヤさんのギターが始まる。


逹瑯「楽しんでるかー!暴れていけるか!」


イントロのギターと演奏が始まってからの緩急がすごい。 フォークの哀愁メロディにヘヴィなサウンドで疾走していた。


6.悲観主義者が笑う
イントロの軽快なドラムとヘヴィなリフが心地いい。
軽快と反するような〝 ある朝僕は死んでいた悲観的な嘘と粉にまみれ〟 という歌詞がアンバランスでまたいい。
Korn色が強い。


サビになるとゆったりとしたリズムになるが、 曲後半の転調後の重さ、少し間伸びしたタイム感が最高だった。 ギターもベースも全音符。 その間伸びした時間を太く声量たっぷりで悲痛に歌い上げる逹瑯さ んがまた良かった。


7.遺書
イントロのギターが明るく、 そこから対比でヘヴィに展開する様が当時大好きだった。
悲痛に歌い上げる姿が怨念こもっていてすごくよかった。


8.ガロ
9.死して塊
イントロのKornのような少し溜めの効いたリフ初期の印象とし て強くとてもよかった。そして、 曲中ところどころで展開される溜めがドゥーム感を与えていた。


10.暁闇
11.2.07
インスト曲だから逹瑯さんはCO2噴射したり、 照明を向けてピカピカさせていた。
MALICE MIZERの虚無の中の遊戯のような感じ。


12.溺れる魚
最初は逹瑯さんとミヤさんだけの演奏。
途中からユッケさん、アレンさんが入ってくる。
ここまで暗く、深く攻めてきたから対比で急に明るくみえる。 歌詞は暗いが、曲そのもののポップさが少し救われるよう。

 


逹瑯「悲しいことも、苦しいことも、楽しいことも、嬉しいことも …全て連れた行こう。未来へ」
13.この線と空
曲後半の〝生きたまま俺を焼いてくれ〟の重々しさ。
以前は逹瑯さんがきつそうに歌っていただけだったけど、 こんな伸び伸びとかつ悲痛に歌い上げるようになった部分にキャリ アの長さを感じた。


逹瑯「あと2公演で終わってしまうの寂しいね。 気持ちを込めて全力で演奏します」


14.モノクロの景色
15.夢死
16.名も無き夢
逹瑯「大阪…次は声出し公演だぞ! おまえらのきったねえ声溜めとけよ!!!!」

 


逹瑯「床ぶち抜こうぜ!飛べよ!!!」

 


17.9月3日の刻印
メジャーコードでのアルペジオのAメロからBメロの強めのストロ ークへ突入する緩急が良い。 バンド全体が会場へ重くのしかかってきて、全く動けなかった。


En.(19:07〜19:27)


逹瑯「2022年は大阪は特にお世話になりましたね、 ありがとうございました。来年もお世話になると思うので、 よろしくお願いします。ツアーも終盤で…みなさんどうですか?」


ユッケ「今回小さいライブハウスけっこう回ってきたけど、 今日のこの感じ久々でいいよね。こう(回したくなる) したくなるもん。ついついサークルさせたくなっちゃう」


逹瑯「割りたくなるもんね」


ユッケ「そうそう。それを我慢してやってました」


逹瑯「来年声出しやるじゃn」
ここで逹瑯さんむせる。
wwwwww


逹瑯「最近弁がやばい。ほんと弱ってる。
歳とって弱くなってる」


ミヤ「そこ鍛える方法ないのかな?」


逹瑯「MIROで鍛えられないのかな?


wwww


逹瑯「今度聞いてこよう」
京さん?kyoさん?と行くって言ってた。


ミヤ「俺も逹瑯ほどじゃないかもしれないけど、 月に1回ぐらいはあるよ」


逹瑯「そんなの全然だよ、俺1日に2回ぐらいあるから」



逹瑯「ユッケはないの?」


ユッケ「俺?むせるの?…ああないね!」


逹瑯「ああ、そこの筋肉がきっとすごいんだね!



逹瑯「Twitter見てたら、hydeさんが〝俺も歌わせろ〟 って書いてたよ」


ミヤ「なにが?」


逹瑯「V系って知ってる?のやつね。」


ミヤ「今!?」

 


逹瑯「そう笑
ほんとさっきスケジュールもこれでいいですか? って送られてきたばかりなのに笑 またやり直さなきゃいけない。俺返信するのやめたもん」


ミヤ「誰が返信すんだろ…」


逹瑯「SORAじゃない?


wwwwww


逹瑯「セッション多いよね。GLAYセッションはさ? GLAYはドラムサポートだからアレンなの?」


アレン「TOSHI NAGAIさんでいきます!」


👏👏👏👏👏👏👏


ミヤ「セッション多いね…今回4ステージ出るから」


逹瑯「もしかしたら1番出るのうちのリーダーかな。SORAは? 」


ミヤ「SORAはそこまでなかったよ。4ステージはきついね、 一度6とかあったけど。
それにしてもhideセッションの相方が! 相方って言っていいかわかんないけどPATAさんですよ!」


👏👏👏👏👏👏👏


逹瑯「最近X絡みが多いなあ。
なあ?」
ユッケを見る。


ユッケ「ああ、YOSHIKIチャンネルね!」


ミヤ「後半1時間ぐらい見たよ」


逹瑯「あれ面白かったわ。明希が〝 僕らの曲聴いたことありますか?〟ってきいてて」


ミヤ「YOSHIKIさんに?」


逹瑯「そう。 まず団長バンドマンって思われてないんじゃないかな…」



ミヤ「シドじゃなくて全員?」


逹瑯「そう、それをまず言ってて。
YOSHIKIさんが〝全員?〟って。明希が〝全員です〟 って言って。


で、YOSHIKIさんが〝シドはドームもやってるから、 ロックだけどポップの要素もあっていいよね〟って言って、 GEORGEさんが入ってきて終了」


おしいところで


ミヤ「全員はわかんないでしょ…?」


逹瑯「YOSHIKIさんのインスタに写真載ってて、 みんなバンド名と名前がハッシュタグが載ってんだけど、 団長だけ団長って書いてあった


wwwwwwww


逹瑯「でもハッシュタグって投稿できる数決まってんでしょ? だから制限に達したから団長だけなのかもしれない」


ミヤ「X SUGINAMIもやってたからバンドマンとは思われてそうだけどなあ」



逹瑯「ユッケさん今日レースのパンツはいてるんでしょ?」


ユッケ「バッカ!おめえ言うんじゃねえよ!


wwwwww


逹瑯「さっき急にこうやって(手招きして) チラッと見せてきてさ」


ミヤ「俺見てない!」


ユッケ「知ってる人に見られるのは嫌だから」


逹瑯は知ってる人ではないのかw


逹瑯「エッチな気分でベース弾いてたんだろ!勝負パンツ?」


ユッケ「そう勝負パンツ!」


ミヤ「毎日はいてんの?」


ユッケ「毎日じゃない!」


逹瑯「あ、武道館のライブのときにはいてきてよ。
たぶんセッション多いし着替えとか多いでしょ? 若いバンドマンが挨拶きたときに見せて〝 やっぱムックのベース半端ねえな〟ってとこ見せてやろう」



逹瑯「みんなも来たらいいよ。まだ間に合うと思うよ」


逹瑯「 残すところこのツアーもアンコールと横浜だけになりました。 来年の予定も遠くない未来に発表されると思うから… 震えて待っててください」

 

18.青き春
ミヤ「ボクらは壊れたー!誰かが壊したー!

次会うまで(声)溜めとけよ!!!!

 

19.蘭鋳
逹瑯「 さっきも言いましたが2022年は大阪にお世話になりました! 来年も再来年もその次もその次も地獄みたいな楽しいことやってい こうぜ!!
2022年大阪ラストの全員死刑ー!」
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個人的に2018年MUD FRIENDS以来4年ぶりのムックでした。


自分がムックを知ったのは中学生のとき、我、 在ルベキ場所のCMを見たことだった。正確にはHOT WAVEでベイNKホールワンマン告知CMが流れ、そのときに流れていたのが我、 在ルベキ場所だった。


その週末になけなしの小遣いを手にNACK5へ行き、〝我、 在ルベキ場所の入ったアルバムを買うぞ〟と意気込んだものの、完全にジャケットに惹かれて葬ラ謳を買ってしまった。その後、再びお小遣いを貯め、半年ぐらい経ち手にしたのが是空だった。


是空は冒頭にも書いた通り自分が思うメジャーとはかけ離れた暗鬱で、陰鬱で、憂鬱な世界だった。もちろん葬ラ謳と比較したらまだ明るいかもしれないが、音は確実に重く、Kornのようなヘヴィなリフとドラムの重さに、フォークのメロディで歌う様が初期ムックの到達点へ向かっていくアルバムだったように思う。
そして、翌年リリースした朽木の灯はそれをさらに深化させ、暗黒世界へ突き落とすかのようだった。

 

当時様々な悩みを抱えた中学生の私にとっては彼らの楽曲は1つの救いでもあった。当時JPOPを席巻しているバンドやアーティストを複数聴いていたものの、どこか馴染めない感情や共感できない感情を持つことがあった。それを補完してくれるのがムックだった。
必ず前を向かなければならないわけではないと考えを広げてくれたような気がした。


もちろん全ての楽曲に共感するわけではない。
ただ、凝り固まった在るべき姿に縛られる私を解放してくれたのが彼らだった。その意味で我、在ルベキ場所に出会えたことは偶々だとしても本当に感謝だなと思う。


今回、乱雑で不安定な感情で聴いていた当時の楽曲達を今のムックの演奏力で聴けたのがとても嬉しかった。あの不安定な感情はもう持ち合わせてはいないけど、すべて想い出として浸れて、寄り添えて、本当に良い時間でした。
そして、想い出に浸れるぐらい長い時間活動してくれてありがとうございます。
25周年おめでとうございました🎉

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【setlist】
SE:心奏
1.茫然自失
2.誰もいない部屋
3.空-ku-
4.我、在ルベキ場所
5.商業思想狂考偲曲(平成版)
6.悲観主義者が笑う
7.遺書
8.ガロ
9.死して塊
10.暁闇
11.2.07
12.溺れる魚
13.この線と空
14.モノクロの景色
15.夢死
16.名も無き夢
17.9月3日の刻印
En.
18.青き春
19.蘭鋳