気まま猫草

音楽が好きな社会人の徒然

ブリューゲル 「バベルの塔」展へ行ったのです

先日大阪の国立国際美術館へ行ってきました。9/3だったかな。
ブリューゲルバベルの塔」展

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 美術館に行くことが趣味一覧に書いているというのに美術館日記が無いので書いてみました。
単に自分の言葉で紡ぎ出せないからあって、行くには行くんですよ。絵を見たときに

 

 

へー( ゚д゚)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はー( ゚д゚)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すげー∑(゚Д゚)

しか言えないんです。語彙力がなく表現ができない。今回は行った事実だけ書きたい日記です。

 

そもそも、ピーテル・ブリューゲルは16~17世紀オランダの画家。画家をたくさん輩出した姓らしく、なんとかブリューゲルがたくさんいる。
ピーテル・ブリューゲルも2人いて父親と子供。今回のバベルの塔の人は父親の方。

 

バベルの塔だけ展示してるわけではなく、色々段階を踏んでラスボス バベルの塔


はじめに16世紀ネーデルラントの彫刻。磔刑にされたキリストやヨセフ等、宗教的な彫刻。
その後、絵画コーナーに変わり、作者不詳だけど同年代の宗教画。そして、オランダの西側であるホラント地方美術。
この辺りまでが“イエス・キリスト”とか“受胎告知”とか聖書で読んだ場面を切り取り絵画にした人物画が多かった。

 

ただ、次のコーナーから少し変わってきた。
新たな画題と書いていたから切替えができたこともあるが、宗教の匂いプンプンだったところから風景画へ変化していた。
風景の中での聖母子や旧約聖書に出てくるソドムとゴモラの滅亡風景。宗教色はあるんだけど、日常との共存というか絵画のメインが日常風景となっている。宗教画といってもいろいろあるんだなぁ。

 

それを経て、ヒエロニムス・ボスの展示。この方もオランダの方。
ヒエロニムス・ボスを模倣した絵画も展示。フォロワーってやつです。この辺りが不思議な絵が多かった。樹木人間とか。風景(植物)と人物画(人間)がフュージョンしてる。段々DIR EN GREYのPVに出てきそうだな…という感じがしてくる。

 

ブリューゲルにも影響を与えており、ここからブリューゲルの版画が展示。
七つの大罪最後の審判旧約聖書がテーマの中に、人々の生活を繊細に描いており、動き出しそうな絵だった。
後から調べたら農民たちの生活を多く題材に、していたから農民画家と呼ばれたようです。

ブリューゲルの作品は他にも大きな魚は小さな魚を食う等、変わったものも多く、やっぱりDIR EN GREYに出てきそうな。

 

そしてラスボス バベルの塔(ゴゴゴゴゴ…┣¨┣¨┣¨┣¨…)

 

 

 

 

 

 

 

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これは出口付近にあった撮影用。東京タワーとの比較。

 

 


すごい人が並んでいた。でもこの絵、W74.6cm×H59.9cmと小さいんです。
その中に、建築技法を描写しており、「え…どうやって描いたの…

 えっ

 

って何度も見返し反芻していた。
そして、農民画家だけあって、細部を見ると人々が建築や運搬している様子も描いている。
一見旧約聖書の宗教画だけど、ブリューゲルが描きたかったのは聖書の中の人々の生活風景なのかな。

 

旧約聖書の世界が本当にあったかどうかはわからないし、信じたい人は信じればいいし、ここで論じたいわけではないんだが、
旧約聖書の世界ではアダマーとエヴァでもノアの箱舟でも出エジプトでもその場面場面で人間模様、風景、取り巻く人々がいたということで。


旧約聖書バベルの塔!というと違う世界の夢物語という印象を持ちますが、バベルの塔を建築する人々を見ると、労働している姿は我々と変わらないなと同じ世界であるような気がします。フィクションの中のノンフィクションを描いているのかなとバベルの塔を見ながら思いました。

 

にしても、実際の風景画ではなく、想像の中で風景を描けるのはすごいなぁ。想像じゃなく創造じゃないか。


ここまで長々と書いたけど、言いたいことはブリューゲルすげぇという一言だけなんだ。

 

帰りにいた魚の人。

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大きな魚が小さな魚を食ってる絵をデフォルメしたのですね。

 

 

 

 

美術の知識は皆無なので言ってることが正しいのかはわかりませんが、難しいことを考えずにすげー、きれー、うまーと見られる作品達でした。

本当は画像引用とかしたいけど、時間かかるからとりあえず日記まで。