気まま猫草

音楽が好きな社会人の徒然

【アーカイブ】14.10.12 仮面ライダー鎧武ファイナルステージ キャストトークショー@中野サンプラザ

mixiで過去に書いてた日記のアーカイブです

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珍しくライブじゃない日記。
3連休の中日、 仮面ライダー鎧武ファイナルステージとキャストのトークショーへ 行ってきました。
喋ってた内容はほぼなくライダーに対する感想文メインです。

 


2部構成で、1部はライダーショー。
2部は番組キャストのトークショー


佐野 岳 (葛葉紘汰/仮面ライダー鎧武 役)
小林 豊 (駆紋戒斗/仮面ライダーバロン 役)
高杉真宙 (呉島光実/仮面ライダー龍玄役) 
志田友美 (高司 舞 役)
久保田悠来(呉島貴虎/仮面ライダー斬月・真 役)
青木玄徳 (戦極凌馬/仮面ライダーデューク 役)
佃井皆美 (湊耀子/仮面ライダーマリカ 役)
波岡一喜 (シド/仮面ライダーシグルド 役)


佐野 岳は劇中とそんな変わらなくて、明るい元気な青年でした。
劇中のラストで、黄金の果実を手に入れた紘汰が“始まりの男” として別世界の王となるんですよ。 そのときの格好が甲冑に金髪だったんだけど、 ずっと撮影中は神みたいにスッと立っていたとのこと。 理由は甲冑のまま座れなかったからw


小林豊は完全にキャラ崩壊。 イケメンなのにキャラはアンガールズの田中だった。
イケメンで良かったなと思ったw


久保田悠来はコメントが面白かった。


無人島に連れていくなら鎧武の誰を連れていくか
という質問に対し、みんなが頭が良いから戦極凌馬、 身体的特徴から葛葉紘汰という中で、
「(紘汰の)お姉ちゃん」


理由は無人島で始まりの男になるということww
劇中の設定を上手く利用して下ネタ言ってたのが面白かったww


佃井皆美はもともとスーツアクターとかスタントをやってた人で、 今回仮面ライダーとして出演できたのが嬉しかったとのこと。 女性という事にも引け目を感じてスタントをやる事も多かったが、 今回起用されて自信につながったみたい。
ミニスカート穿いてたけど、久保田さんが「じゃあ、 今アクションやってほしい」 と下心丸見えのコメントがまた面白かったw


最後に一言ずつコメントがあったんだけど、 佐野はずっと泣いてて。メインキャストの重み、 それでも終えた達成感とかでこみあげるものがあったのだろうなぁ 。
あんまり鎧武のキャスト選出の背景は知らないけど、 オーディションで頑張って受かって、 それから1年間試行錯誤で演技して、 今回満員の会場を見て達成感に満たされたのかな。 最後のコメントが“ 諦めずに頑張れば上手くいくとは言わないけど何とかなる”、“ この1年ほど勉強になる1年は今後ないと思う”、“ 本当に大好きな作品”、“今回の経験を次に活かせるように” と言ったコメントが多くて、各々夢見た結果なんだろうな。


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仮面ライダー鎧武はひとつ前のウィザードが魔法を使って戦い、 みんなの希望になるという子供にもわかりやすいテーマとは異なり 、
・権力を手にしようとする強欲さ
・優しさがあだとなり弱者となり得ること
・嘘つきは嘘をつかれること(嘘つきの餌食になりやすい) 等


錠前を使って変身し戦うのは楽しいかもしれないが、 子供は見ていてわかるのか…という内容がメインだった。 それはニトロプラスの代表がシナリオにかかわっ ているからかな。この作品は子供向けという服を着せて、 権力や力は人生や人の生命までも左右し得る事を“子供たちにも” 伝えたかったんだろう。

 


石ノ森章太郎が描く世界って元々そんな重たい感じだったじゃないですか。
仮面ライダーは人造人間で、機械だけど、 改造されたから人間の心を持っててその苦悩の日々を描いたり。
キカイダーはロボットだから良心回路を敵に操られることで自らの 善悪の未完成さで苦悩し、 人間になりたいと願うストーリーだったり。 兄弟が敵のハカイダーとなり、兄弟同士の殺し合いとなったり、 最終話で童話ピノキオを読み、「 ピノキオは人間になって本当に幸せになれたのだろうか…?」 と呟くところなんか子供向けの域を超えている。


でも、そんな善悪に苛まれる様…今回は権力かな。 その権力に左右される人間模様を描く事で、 より現実的な作品に持っていったのは、 初期ライダーの苦悩に近いものがあってすごく良い作品だなと思う 。見ていてスカッとする特撮も大好きだけど、 こんな立ち止まって考えられる作品も大好きだなぁと改めて思えたライダーでした。