気まま猫草

音楽が好きな社会人の徒然

【アーカイブ】14.10.25 PIERROT DICTATORS CIRCUS FINAL-BIRTHDAY-@さいたまスーパーアリーナ

mixiで過去に書いてた日記のアーカイブです

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DICTATORS CIRCUS FINAL-BIRTHDAY-
PIERROT 2014.10.25 さいたまスーパーアリーナ


2日目も行ってきました^^
会場暗転後、昨日とは異なる映像。
機械音が流れ、ライブ始まり始まり。昨日とは違って、 キリトは赤エナメルにオレンジの髪。


01.HEAVEN
02.新月
この辺まで聴いて、参加したことなかったけど、 PSYCHEDELIC HEAVENツアーってこんな感じだったのかなと思った。


03.ENEMY
04.Adolf
05.脳内モルヒネ
06.Screen1 トリカゴ
07.真っ赤な花
08.深い眠りが覚めたら
09.ANSWER
10.PIECES
11.神経がワレル暑い夜


キリト「みんなね、まだ感動の方が強いのか狂い切れてない。 君たちはまだまだやれるはずだ!一番上!! ちゃんと自己主張してくださいね!あとね、距離があるから( 煽ると聴こえるのに)時間差があるんだよね。 だから何か言いかけたら被せ気味に反応してw僕たち感動とかやっ てないんでね。ぶっ壊しちゃおうぜ!あ、物じゃないよ? 自分をだよ?狂っちまおうぜキチガイども! いけるのか少年少女たちよ!少年少女たちよ!」
この煽り中見渡したけど、 オブラートに包むと少年も少女もいなかったんだな…


12.ネオグロテスク
13.夕闇スーサイド
14.MAGNET HOLIC
15.MAD SKY-鋼鉄の救世主-
16.薔薇色の世界
17.ATENA
18.クリア・スカイ


EN1
01.ラストレター
02.BIRTHDAY
03.SUPER STRING THEORY


キリト「話すことも特に無いので、メンバーにきいてみましょうか」


TAKEO「夢のような景色を有難う! でもまだまだできるはずだ!いけるのかー!!最高です、 ありがとう!!」


KOHTA「昨日今日と久しぶりですが楽しくやれてます、 有難う!不意にシーンとする瞬間も良いですね。アリーナ… こんな景色もたまにはアリーナ?今ね、 兄と潤にものすごい顔で見られましたww」


潤「いや~すごいね、有難う!上の方、 すごいなー俺高所恐怖症だから絶対無理だわー! 久しぶりにPIERROT演奏できて嬉しいです。俺も、 アイジみたいにTwitterのプロフィールのとこにPIERR OTって入れて良いですかー!ありがとう!」


アイジ「気の利いたことは言えませんが、 今回ステージに立たせてくれたスタッフの方々、 ファンの皆様有難うございます。最強のチーマーですね!」


チーマーとはLM.Cのファンの呼称らしいが、 本人は間違えて言っちゃったみたい。それで少し炎上してた笑

 


キリト「昨日も言ってましたが、久しぶりだと全然思いませんね。 8年前に突然解散したバンドですが、 今回また8年ぶりにこうやってライブさせてもらいました。 あのときは突然の解散でいろんな方に迷惑をかけたと思います。 でも、迷惑をかけたのは解散する前からの話で…笑   音楽業界では珍しく最初からわがままを通してきたバンドだと思い ます。そんなわがままばかり言っても干されもせず、いや、 一部干されましたがw今でもこんな景色を見れることを嬉しく思い ます、ありがとう。そんなわがままなバンドなので、 この先どうなるかはわかりません。約束もできないですし。ただ、 8年前のように解散は選びません。 こんなわがままなバンドですが、 これからも見守ってくれたらなと思います。じゃあ、 いつも通り暴れて終わりましょうか」


04.ドラキュラ
05.SEPIA
06.HUMAN GATE


キリト「ありがとうございます。さっきも言ったけど、 8年ぶりにPIERROTでライブができて、 本当に夢のような2日間でした。今回ライブができたのは、 解散してからメンバーそれぞれが今を走ってきたからだと思います 。今を生きてきたからこそ、ライブができたと思います。 もしかしたら2006年から時が止まっている人もいたかもしれな いけど、その人たちの呪縛を解くこともできたのかな… どうか今を生きてください。僕たちは明日から今に戻ります。 それは悲しいことでもなくて。未来を約束することはできません、 過去をどうこう言うつもりもありません。 こんなわがままなバンドなんで、またやるかもしれないけど、 そのときに理由なんてありません、 そのときやりたいと思ったからです笑  今回久しぶりに演奏できて嬉しかったです。最後の曲です、 あの頃精神的に追い詰められて、 もう2度と歌えないと思ってた曲です。一緒に歌ってください」
07.CHILD


カーテンコールでシメの挨拶して捌けるところでアンコール。
メンバーが中央に集まり、 会議が始まるw


キリト「こういうの久しぶりなんで、戸惑いました。 1番戸惑ってたのはアイジで、 能面無表情だったからねw君たちは狂っているから暴れたりないん でしょう。求めたからには中途半端な暴れ方じゃ帰さないからな! …間違えた…笑  中途半端な暴れ方じゃ許さないからな!! 中途半端な暴れ方したら終わってから駅の改札で待ってて一人ずつ ビンタだからな!あ、でも、 ビンタをやってほしいというバカもいると思うので無しですwラス ト暴れていけるかキチガイ共ー!!」


EN2
01.蜘蛛の意図


曲終わってからまたアンコールの声が出るも、
キリト「ダメダメ、きりないから!昔とは違うんだぞ! 今のが最高の出来だったんでね、これで終わります、 メンバーも順次捌けます!笑 」
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PIERROTは90年代を代表するヴィジュアル系バンド。 1998年デビュー、2006年解散。

知ったのは小学生のときかな。よくMUSIC STATIONも出てた記憶があって。
バンド名とそのままだなというか…ボーカルの目がピエロだ! と思って。たぶんハルカが主題歌で、それが彼らの初見であり初聴。


中学になってSHOXXやらFOOLS MATEを読み漁り、 さいたまアリーナでライブやってるんだなという認識はあったもの の、そこまで深く聴いたことはなかった。 当時はGLAYJanne Da ArcWaiveが好きなバンドを占めていて、 その他のバンドは名前だけ知ってるとか知ってても数曲といった感 じ。たまたま中古CD屋でFINALEを100円で買ったのが、聴き始めたきっかけだと思う。


PIERROT解散を知ったのは高2の頃毎週聴いてたNACK5 BeatShuffleでした。DJ浅井さんがCHILDを流し、涙してた。


どのV系世代にもどっち派というものがあって。
GLAY派?ラルク派?とかガゼット派?シド派? とかナイトメア派?仙台貨物派?とか(違うか)


同様に、PIERROT派、Dir en grey派があった。特に派閥が酷いのがここら辺で、 ファンがものすごく対立していた( たぶんバンド同士は対立していない)


京もキリトもカリスマ性と共に中毒性のあるボーカルだから、 信者の中でも特にメンヘラちゃん達が、
「こんなに素晴らしいバンドなのに、 他のバンドを一番崇拝するなんて有り得ない…!」 とかなんとか思ったんじゃなかろうか。 対立の理由らしきものはネット漁れば出てくるけど、 きっと一部のメンヘラファンが互いの悪口を言って、 勢力が大きいものだから、 ファン同士の対立につながったのではないだろうか。知らんけど。


PIERROTの楽曲はそれまでの直球のV系楽曲( ROSIER/LUNASEA,運命の車輪/MASCHERA, for dear/黒夢 とかとか)とは異なっていた。 もちろんそれらに属する曲もあるんだけど、彼らの売りは“ ミディアムテンポから繰り出す気だるさや重たいギターリフ” なんじゃないか。


彼らが出るまでは直球ビートをメインに立てるバンドが多かったか ら、 いわゆるGLAYチョップのような手振りがメインだったものの、 彼らの“気だるさ”はキリトやファンの行うフリに繋がった。 だから、 V系にフリがあるのはキリトが考えたとかファンが考えたという以 前に、彼らがミディアムテンポの楽曲を中枢に拵えていたからだと個人的には思ってます 。


それに加え、 ギターシンセや電子ドラムを使用することで機械的な側面を打ち出 したり、 中音域のギターソロに高音でのバッキングという特殊なツイ ンギター、 Bメロだけ転調や特殊なコードで展開する事で幻想的にしたり、 入りはマイナーコードなのにサビはメジャーというヘヴィポップな どなど、楽曲内で意外性を狙うがゆえ…普段は意外性なんだけど、 それらがPIERROTの中枢に蔓延るものだから、 PIERROTらしさが形成されていく。


Dirとの対立を見ると、 どちらのフォロワーも同等数いておかしくないのだが、Dir en greyのフォロワー(ものまねバンド)が圧倒的な気がする。 それはDirは真似やすいからなのか…。Dirは攻撃的な楽曲、 派手さを売りにしていて、V系の王道だったし。


PIERROTもフォロワーはものすごくいると思うんだけど、 真似にくかったんでしょうね。 外見は目ピエロにしたら一発でばれちゃう。
ただ、楽曲的な面で言えば、ほとんどのバンドが参考にしている。


PIERROTのフォロワーが少ないのではなくて、 V系楽曲の根底になってるから、知ってか知らずかわからんが、 だいたいのバンドで似たようなアプローチがある。


キリトの扇動的な部分がフィーチャーされすぎて、 宗教的とか言われてるけど、 V系に気だるさを持ち込んだバンドだと思う( あくまでも個人的には)
オルタナというジャンルで括れば良いのかもしれないけど、 なんだか気だるいって表現がしっくりくる。 その気だるさがきっかけでフリという文化ができたんじゃないかと 思います。そういった面でも功績は大きいし、 AGITATORだったわけです。


楽曲がどうこう上述してきましたが、今回初めてライブ見れて、 CDでしか聴けない曲たちが生で聴けて嬉しかったという一言につ きます。
8年前のゴタゴタした感じが嘘のように、 本当にすっきりさせてくれたライブでした。


そして、 折り畳みの原型ってMADSKYやゲルニカなんじゃないかなーと 思った次第でした。 逆ダイのプロトタイプもMADSKYな気がする。
いつになるかわかんないけど、 またPIERROTとしての5人を見たいものです。
HOMESICK聴きたかったしね!!ありがとうございました。


setlist
01.HEAVEN
02.新月
03.ENEMY
04.Adolf
05.脳内モルヒネ
06.Screen1 トリカゴ
07.真っ赤な花
08.深い眠りが覚めたら
09.ANSWER
10.PIECES
11.神経が割れる暑い夜
12.ネオグロテスク
13.夕闇スーサイド
14.MAGNET HOLIC
15.MAD SKY-鋼鉄の救世主-
16.薔薇色の世界
17.ATENA
18.クリア・スカイ
EN1
01.ラストレター
02.BIRTHDAY
03.SUPER STRING THEORY
04.ドラキュラ
05.SEPIA
06.HUMAN GATE
07.CHILD
EN2
01.蜘蛛の意図