和楽器バンドのライブへ行ってきました。
場所は大阪城ホール。
和楽器バンドとして大阪城ホールは初ワンマンらしい。
反射しまくりま。
和楽器バンド Premium Symphonic Night~ライブ&オーケストラ~@大阪城ホール
と銘打っており、普段のライブとは違うというアナウンス。オーケストラとのコラボレーション。
西川さん。
バンド + オーケストラは今までもよくあるじゃないですか。KISS + オーケストラとか(例が古いけど)
和楽器 + オーケストラもなんとなく想像できる。オーケストラの中に和楽器演奏の感じ。題名のない音楽会とかでも見た覚えがある。
でも、和楽器 + バンド + オーケストラってあんまり想像できなくて、今まで見た事ないんじゃないかな。成立するの?という疑問を持ちつつ行ってきました。
大阪城ホールは2017年ビクターロック祭り以来。今までの会場の使い方と違って、普段ステージは短い方に作るのに長い方に作っていた。オーケストラもあったからかな。だから座席的にスタンドのドセンと思っていたら違ったという。
すごく見やすいド上手でした。
二部構成という紙が入ってました。
【第一幕】17:06〜17:46
暗転後SEにてメンバー登場。
1.雪影ぼうし
鈴華ゆうこ「今日は二部構成です!第一幕はいつもの和楽器バンドで楽しんでいきましょう、まずはこの曲、千本桜!」
2.千本桜
いきなり聴けるのね、ほんとヘドバンソング。
和楽器の音が際立つ。
神永さんの動きがすごい。飛んだり跳ねたり、でも音はぶれない。
3.雪よ舞い散れ其方に向けて
この辺りでべにさんが三味線一曲ずつ変えてるのが見えて。和楽器ってチューニング狂いやすいのかな?エレキも気温とかによってすぐ狂うけど、和楽器ってさらに狂いやすそうだし。
だから一曲ずつ変えてるのかなと思った。
鈴華「一ヶ月ほど前、横浜アリーナで新年1発目のライブをしました。二幕構成でのライブ初めてですね。ただでさえ和楽器バンド8人で多いのに、オーケストラが加わるという。楽しみ!
一幕はいつも通り楽しんでもらって、二幕はお手持ちのペンライトやタオルは使ってもらって良いんですけど、座って音を聴いてもらいたいと思っています。
ではいつものように聞いていきたいと思いますが、、和楽器バンドはだいたい男女半々なんですよね。まずは男子!山葵に届けてください」
黒流「西に集いし野郎共。今声を出さずにいつ叫ぶ」
鈴華「いつやるの?」
黒流「それ以上言いません!男子ー!!!」
いぇー!!
鈴華「次、女子ー!!!」
いぇー!!
鈴華「全部町屋が受け止めましたのでね!笑
では、和楽器バンド初めてきた人ー!!!ありがとうございます。では、一人で来た勇士!!そんな勇士に!」
4.花一匁
5.シンクロニシティ
“3時!?”って言うゆう子さんかわいい。
黒流「三本締めをしましょう、練習です。一発で決めろよ!!」
7.起死回生
この曲好き!Bメロで2ステじゃないけどステップ踏むべにさんかわいい。みんなステップ踏むよね。
間奏が普通のロックサウンドだとギターでリフするんだろうけど、三味線や筝でリフをするから斬新。パワーコードも三味線で演奏したり。他の楽曲にも共通することだけど。
エレキみたいにトーンも長くなく、三味線はギターで言うとダウンピッキングのみであり、音も単音だから腕が大変そう。
アクションも大きくてそこがかっこいいけど。
そんなメインに拵える和楽器からギターソロでぶった斬る町屋さん。
このバンドは本当に構成がしっかりしている。緩急があるから見せ場が際立つ。
鈴華「第一幕ラストです!!みんな花になれ!!」
8.花になれ!
途中のコールで
黒流「納豆大好き鈴華ゆう子!!」って言ってた。
20分のインターバルという鈴華ゆう子のアナウンス。
【第二幕】18:07〜18:42
オーケストラ登場。
チューニングで響くAの音。
グランドピアノが準備されており、そこに座るゆう子さん。衣装変わってた。
Overture
オーケストラに合わせてピアノ演奏するゆう子。さらに尺八、和太鼓、ドラム等次第に入ってくる。
9.鳥のように
和楽器とオーケストラなのに共存してる。
全然違和感なかった。
ギターのストロークのように弦楽重奏が響くから音の厚みが出る。
鈴華「ありがとうございました。和楽器バンドでピアノコンチェルトをやるのが1つの夢で。今回提案したら良いんじゃないかと言うことで弾かせてもらいました。ありがとうございます。
(Overture)暁の糸も入ってたのわかった??」
ペンラを振る会場
黒流「みんなペンライトで反応するんだね笑」
鈴華「お手持ちのペンライトは使ってもらって良いのでね、会場を作ってもらえたらと思います。では紹介させていただきます、和楽器バンドの名前がついちゃいましたThe WGB Symphonic Orchestraです!!」
鈴華「今回会場で配られたと思うんですが…(プログラム表みたいなもの)私が監修して作りました。中にQRコードが入っていて、読み込むとメンバーの直筆のコメントが入ってますので」
黒流「帰ってから今日の思い出にしてもらえたらと思います」
鈴華「オーケストラの方の名前を載っていますので、ぜひ見てもらえたらと思います。次の曲は和楽器バンドの中でもだいぶ激しめの曲をやりたいと思います、反撃の刃」
10.反撃の刃
これがめっちゃ良かった。
和楽器の特徴である粒音でのリフレイン、洋楽器の線のように繋がる音が共存する。
Aメロのバックで鳴る弦楽重奏。
この弦楽重奏が反撃の刃をよりシリアスに、より緊迫感ある楽曲に仕立て上げる。
反撃の刃の空間がどんどん丸く、大きくなっていく。曲を聴くというより、曲に包まれていく感覚。思い出しただけでも心拍数が上がる。
その上に流動的で曲線を描くようなゆう子さんのVo.が乗るから完璧。
和楽器とバンドとオーケストラの絶妙な調和に感動して少し涙腺が緩んだわ。
激しめの曲なのに。バイオリンとかビオラはやはりマイナーコードが似合いますね。
途中尺八と弦楽のユニゾンもかっこよかったなぁ。
鈴華「いかがでしたか??町屋いかがでしたか?」
町屋「みなさんどうでしたか?反撃の刃は転調も多くて普段やりにくい曲なんですが、オーケストラが加わってすごくやりやすかったです笑」
べに「やりやすかった!笑」
鈴華「(笑)
普段から難しいと言ってたのでね笑
一ヶ月ぐらい前に横浜アリーナでライブをしましたが来てくれた方いますかー?わーいっぱい!!そのライブの一曲目にした曲を演奏します、雨のち感情論!」
11.雨のち感情論
鈴華「あっという間なんですが、次で最後の曲になりました。オーケストラと一緒にやりたいなと思ってから、すごく早く話が進んで叶いまして…せっかくこうやって出会えたのでもっとやりたいなという気持ちです。ここで指揮の紹介をしたいと思います、西山 勝さんです。西山さんいかがでしたか?」
西山「前から実は和楽器バンド好きだったんです。日本人が忘れかけているものをやっていて、絶対世界を取れるだろうと思っていました。和楽器バンドと洋楽器バンドを合わせたら面白いだろうと思っている中で声をかけていただいたので嬉しかったです。
せっかくの機会なのでこのままで終わるのではなく、カーネギーホールを目指したいなと思ってます! 」
鈴華「ありがとうございます!最後に和楽器バンドの代表的なバラードで終わりたいと思います」
12.オキノタユウ
大好きなバラード。和太鼓あってのこの曲。
和楽器の良さ、ゆう子さんの声を最大限に生かしたバラードだと思うんですが、オーケストラが入ることでナイトヘッド的な部分が引き出されたような感じでした。
詩吟の揺らいだ歌い方でロングトーンが特に合ってる。ロングトーンこそ彼女の武器だと思うんです。良い本編最後でした。
En.19:43〜19:59
鈴華「アンコールありがとうございます。今日はいろいろ話すことがあって何からいこうかな!みんな知ってることからいこうかな!
まずはツアーをやります!!ホールツアー大阪はセミファイナルとファイナル2daysです!!!今回は4月から9月までで長いですね!
そしてもう1つ…和楽器バンド 4月25日アルバム発売します!!!
製作してきたので…いや、絶賛製作中です!ナウです」
黒流「そりゃあんだけブログの写真がスタジオの写真なら何か録ってるってわかるよね!!笑」
町屋「あれだけスタジオ入ったらアルバムできるでしょう!!」
笑
鈴華「今の和楽器バンドを届けたいということで製作していますので!それと2/23水曜日!え、水曜日?金曜日だよね??笑
MUSIC STATION出演します!!!
内容は発表されていましたが、今日は言いません、楽しみにしていてください!」
鈴華「聖志今日そこいるんだね」
普段は和太鼓とドラムの間なのかな。
いぶくろ「今日はここ(下手)でシンフォニックのみなさんの中にいるんですよ。今日はオーケストラの一部ですよ!
昔から見てくれている人はわかると思うんですけど、以前僕はこの位置にいたのでね、初心忘れるべからずと言われているようですね」
鈴華「聖志がそこにいると黒流と山葵から脱出した感がありますね笑」
いぶくろ「(ドラムと和太鼓を防ぐアクリル板があるので)水槽に閉じ込められているみたいなんですよ」
山葵「見えない壁があるからね」
見えてるけどね!笑
鈴華「山葵どうでしたか?」
山葵「今日の気持ちを表すとこれです!!」
と上裸になり背中をむける。
和楽器バンド Premium Symphonic Night にお越しいただき有難うございましたー!
— 山葵-wasabi- (@wasabist) 2018年2月18日
こんな特別な一夜を皆さんと共有できた、素敵な巡り会いに心から感謝!
【邂逅】かいこう
思いがけなく会うこと。めぐりあい。 pic.twitter.com/2jooYYvUqN
邂逅
鈴華「なんて読むの?ほんとにわかんない笑」
山葵「かいこうと読みます。邂逅って思いがけない出会いと言った意味で。
僕が15歳でドラムを始めたときオーケストラと共演できると思っていなかったし、まず和楽器と一緒にやるとも思っていなかったので。
出会えたことを嬉しく思います」
邂逅はね、Raphael好きだったから知ってたのだよ(╹◡╹)
神永「良い話して裸だと変態に見える笑」
黒流「前にスーツに蝶ネクタイの方がいるから余計に」
鈴華「山葵も蝶ネクタイだけつければ良かったじゃん」
黒流「それこそ変態じゃん」
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この辺みんな喋ってて誰が言ったかあやふや。
町屋「あと、急遽決まったんですが、ライブが終わった後アルバム予約始めます!今日は会場特典が付きますのでよろしくお願いします。
いろいろ乗り越えてライブ迎えましたね、風邪を乗り越えて、インフルエンザを乗り越えて!」
鈴華「言っちゃった!!ほんとに和楽器バンドでパンデミックあったもんね!」
神永「リハーサルに誰もこないってことあったんでね」
笑
鈴華「最後、立ちたいやつは立っていこうぜー!!!!」
13.流星
尺八イントロが綺麗。
Bメロの和楽器でスウィングがなかなか新鮮。そこからサビに戻るときにアクセントになっていて好きなとこ。
そしてBメロのとこ、バンギャお馴染みの折りたたみのリズム。尺八の神永さんが折りたたんでる!!!!笑 それも尺八吹きながら!!!
神永さんのパフォーマンス好きだなぁ。
鈴華「ありがとうございましたー!!!」
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MCはこんな感じですかね。
初めてライブ行ったけど、見たいところ聴きたいところ魅力が溢れていて目が2つじゃ足りなかったし、耳が2つじゃ足りない。バンギャみたいなこと言ってる。
和楽器バンドは8名構成。
Vo.Gu.Ba.Dr.に加え、箏、三味線、尺八、和太鼓。
和楽器バンドって不思議な構成ですよね。
和楽器を活かす為に当たり前なんだろうけど。
和楽器音をメインに拵える為、ギターが抑えめ。普通ギタリストは永遠に目立ちたいだろうに、抑えるとこは抑えてここぞというところで飛び出てくる。
町屋さんはバンドアンサンブルを考えていて、全体を見渡した稀有なギタリストなんだろうなぁ。その緩急のつけ方が良いですよね。男前。
津軽三味線。
べにさんかわいい。
普通のロックサウンドでギターリフのところを三味線でリフを弾くから新鮮。演奏を見るのが楽しかったなぁ。
箏も同様にギターの側面と鍵盤の側面を兼ねていて。
箏でグリッサンドをされると世界が開けたような、逆に時を止められたような印象を受ける。楽曲を鮮やかにする存在。
そんな和楽器バンドだけでも魅力満載なのに、オーケストラと共演なんて、ほんと目が2つじゃ足りない耳が2つじゃ足りない(二回目)
三味線でなかなか表現できない全音符を弦楽で補い、弦楽で表現しにくい跳ねた音で三味線が疾走していく。
なんといってもそれを束ねる鈴華ゆう子さんの歌唱力。詩吟の小節をきかせた歌い方で楽曲をまとめ上げている。それとにこにこでかわいい。やっぱりボーカルはにこにこしていてほしい。TERU然り。ゆう子さんの緩やかな、曲線のような歌声が楽曲も丸い印象を受けるのかな。
またオーケストラとの共演やってほしい!
その前に通常営業のライブも見に行きたい!
いろは唄、吉原ラメントも聴けていない!!
全国ツアー大阪行こうと思っていたけど、待てないから京都へ行きたいな。
ごちそうさまでした!
【セットリスト】
・第一幕
1.雪影ぼうし
2.千本桜
3.雪よ舞い散れ其方に向けて
4.花一匁
5.シンクロニシティ
6.あまりりす
7.起死回生
8.花になれ!
・第二幕
9.Overture~鳥のように
10.反撃の刃
11.雨のち感情論
12.オキノタユウ
En.
13.流星