藤井風のライブへ行ってきました。和歌山県民文化会館。
4月1日に〝日本全国にあるたくさんのホームへお邪魔します。きっとあなたが住む町の近くにも行きます。良かったら遊びに来てください^_^〟というコメント共にホールツアー発表。29ヶ所32公演
元々7月16日の公演がコロナで延期になり、今回は振替公演。
ステージには花、ガーデン？が添えられており、2ndAL LOVE ALL SERVE ALLの世界のよう。
18:30〜20:25
Fujii Kaze alone at home Tour 2022
幕が上がると、風さんがソファに腰掛けている。
そもそもステージセットが家で、細かい家具が沢山置いてある。 ソファ、テーブル、小さな冷蔵庫、鏡、服、観葉植物、 そして真ん中にグランドピアノ。ドアもあるし、 下手にはポストもある。
そうか、藤井宅に我々はお邪魔したのか。
藤井宅にお邪魔して、live at homeなのか。
1.Best Part/Daniel Caesar &H.E.R.
紫のスウェットを着て、ギターをポロン…と弾きながら歌う。 寝起きで虚ろにも見えるスタイルから、優しい歌声が響き渡る。
歌い終わるとグランドピアノへ移動する。
2.Weak/SWV
アカペラで歌い始める。
そして優しいピアノに乗せて歌う。
途中で演奏しながらもハンドクラップを始める。
スクリーンには人参🥕が映り、YASAI TABEYOって書いてある。
ラストに向かいながらソウルが強くなっていき、It knocks me right off of my feet〜は最高潮。 うねるようなフェイクが最高過ぎてもはや外人だった。
3.Sunny/Bobby Hebb
原曲も有名で好きだけど、 風さんのピアノでのアレンジがとても良かった。
転調する度に強くなっていくピアノと歌声。奏でるバックビート、 メロディの譜割はブラックミュージックそのものだった。 この曲自体3分もないのにピアノの強弱、 歌声の強弱で長尺曲のような印象だった。
4.Circles/Post Malone
立ち上がって両手ピースする風さん。
スウェット姿でうろうろ。
英語でMCを始めてたけど、はっきりわからなかった笑
Relaxとは言ってた。
〝僕のガーデン見てくれる？〟
と言ったような感じで、ジョウロを持ち出し、 ステージセットのガーデンへ向かう。
〝This is my garden!〟
お水をやる仕草をするけど、ジョウロをがんがん振り回す。 がんがん振り回して、 振り回したジョウロはソファの方へ投げ捨てる。
〝Next song is garden〟
5.ガーデン
冒頭は歌声も、ピアノも小さく、優しく始まる。
2番に入り次第に大きくなっていく演奏。 ブリッジに差し掛かったときがクライマックスだった。
CDのドラムのフィルインのようにメロディアスに弾き上げるピア ノからラストのサビが素晴らしかった。
6.きらり
リズミカルなピアノがイントロで挿入されていて、 全然違う曲のようだった。 音源よりも跳ねて跳ねて自然と身体が動き出してしまう。
ピアノのダイナミクスがすごいからガーデンとの緩急がついて更に スピード感が増していく。
バックビートがしっかりピアノで叩いているからロールしていく。
7.優しさ
立ち上がってアカペラで歌い始める。
下手行ったり、上手行ったり、階段を登って2階で歌ったり。
ロングトーンが会場内に響き渡る。
藤井風のフェイクメロディだけが会場内に響き渡る。
そこからのピアノ音が突き落とされるような深さ。
〝温もりに〜〟部分のピアノが全音符で深く突き刺さる。
ドラムもリズムループもあるわけじゃないのに、 叩くピアノがリズムを刻んでいて、 それがまた曲をシリアスにも仕立てて本当に感動だった。
立ち上がってピースする。
このギャップである。
冷蔵庫を開けて、水を入れる風さん。
水を飲みながら歩き出す…と、盛大にぶちまける。
風「！！！思ったより濡してしもた…どうしよう、どうしよう…！ 」
笑
風「濡れてしまったので着替えます。」
衣装チェンジしていた。
スウェットの脱ぎ方が豪快で、部屋中脱ぎ散らかし、 脱いだのは投げて観葉植物に入ってしまう。
パンツの脱ぎ方も〝脱ぐよ、脱ぐよ、脱ぐよ、はい！！！〟 みたいな勢いだった。下に履いてたけど笑
ピンポーンとチャイムが鳴る。
風「誰か来た…Amazon頼んじゃったんやった。 ご苦労様です」
と赤い格好の配送会社に扮した方が入ってくる。
仙台貨物のようだった。
風「何が入ってるんかな。ああ、キーボードやった。 セッティングまでしてもらえるやつでしたかね？そして、 こっちには…みかんちゃん？わかんないですねえ」
和歌山トークであった
風「そして、お抹茶入りのアメ 後味スッキリ！」
グリーソフトの飴ちゃんだった。
風「セッティングしてもらわなさっぱりわからんからね。 もうちょっとかな、繋ぎのためにもう一つもらいました。 みかんちゃん？２つですね。
あ、用意できましたね。ありがとうございました。サインね。 はい、藤井と…ありがとうございました」
風「みなさんからのメッセージも沢山来てましてね… リクエスト曲を書いてもらったと思うんやけど。 まだ中身見てません。この中から引いて、 リクエストに応えるという地獄のようなコーナーをやっています」
wwwwww
風「寝転んで歌いたいと思います」
キーボードのセッティングとマイクも床にセットしていた。
風「まずはこれ！あ、沢山でてしもた」
【リクエストコーナー】
8.鱗/秦基博
風「キー高いからなあ。少し落として… 歌詞検索して歌いたいと思います」
と、歌い始めるとマイクに当たって外れてしまう。
風「どうしよ…どうしよ」
お助けのスタッフさんが来て直してくれた。
9.Hello,my friend/松任谷由実
風「選曲が渋いなあ。若い人は知らんかもしれん」
10.雨音はショパンの調べ/小林麻美
風「おっ…知ってる人いるかもしれんけど、 東京オリンピックの映画のサントラを書いていて… その曲をリクエストがきました。 でもこれ歌詞がネットにもないから…うろ覚えな感じやけど」
12.The sun and the moon
13.マリーゴールド/あいみょん
風「8曲ぐらいを目処にしとるんやけど、あともう少しだけ」
14.接吻/ORIGINAL LOVE
風「10歳の子から藤井風くんの曲のリクエストがきました。 理由は〝なんかいいきょく〟だから」
15.帰ろう
良いリクエスト✨
風「今日は会場が広いから、 会場でもリクエストをしたいと思います。 1Fの人は今回ごめんねえ。2Fの遠くから見とる人がおるから… スタッフさんピュアな目した人選んでください」
笑
16.琥珀色の街、上海蟹の朝/くるり
選曲に対し、
風「あ〜〜オシャレな曲やね？ちょっと聴きます」
サビを歌う姿が見たいというリクエストで、
風「サビここかな？ここだけやね？」
と2回ぐらい聴いて歌い上げる風さん。
これはすごい。
でもサビはそこだったのかわからん。
上海蟹たーべーたいも聴きたかったですね。
17.We Will Rock You/QUEEN
風「せっかくだからみんなにドンドンパやってもらおうかな」
と会場全体でドンドンパしてる中、風さんがアカペラで歌う。 これもすごくよかった。
リクエストコーナーが終わり、
風「コーナーとしてはこれで終わりますけど、 書いてもらったメッセージはあとで全部読みますね。 ありがとうございました」
＼88888888／
そこから手拍子を始める。
〝そのままそのまま〟という表情でピアノを弾き始め次の曲へ
19.何なんw
アウトロのピアノ弾き倒しがかっこよかった。
風「次はLOVE ALL SERVE ALLから一曲聴いてもらいたいと思います。 人は孤独に感じるときがあると思うけど、 ひとつの大きなものでもあると思っています。なので、 悩むことはあると思うけど、そんなときは大きな繋がりがある… ということを思い出してほしいです。
曲の途中で呼吸するところがあるので、 ぜひみんなで呼吸できればと思います」
20.ロンリーラプソディ
CDだとイントロがストリングスだけど、 ピアノで力強く弾いていたからまた印象が変わる。
サビ前で
〝良いものだけ吸って
悪いものだけ吐き出して〟
って言っていた。
ラストはアカペラ
21.それでは、
22.青春病
ピンポーンとチャイムが鳴る。
水を飲んでいる風さん。
ピンポーーーーーン
風「よう人がくる家じゃ」
wwwwwww
エリザベス宮地さんが登場。
宮地「風くんこんにちはー！」
とスマホで撮影しながら入ってくる。
宮地「買ってきたんですよ〜パン。 でもこれただのパンじゃないんですよ。カワのパンです」
wwwww
宮地「これも…」
風「みかん？和歌山のみかん？」
宮地「そう！どこで買ったと思う？」
風「？」
宮地「オークワで買ってきました」
wwwwwww
宮地「オークワの曲知ってますか？
しあーわせーですかー
おげーんきですかー
おとどけしますーまごころをー
あなたのまちーの」
宮地&風「オークワー」
wwwwwwww
宮地「さすが風くん！すぐ合わせられるねえ！」
風「オークラがくるかなと思って」
宮地「オークワね」
風「あっ」
wwwwwwww
宮地「じゃあ一曲撮影していこうかな」
と、動画撮影するスタイル
23.燃えよ
宮地さんが風さんの周りを回ってアップにしたり、 手元を写した映像がスクリーンに映る。
演奏が終わると写真撮影に。
宮地「じゃあせっかくだから写真撮ろうか。 風くんパンダみたいになって〜」
笑
宮地「じゃあそろそろ行くとこあるから帰ろうかな。 アドベンチャーワールド行ってきます」
と宮地さん和歌山ネタ沢山披露して帰って行きました。 色々準備してくれたんだなあ。
風「さあ、ここ家はカラオケ機能がついてるんですけどね、 着替えたいと思います」
と、またパンツ脱ぐときは〝脱ぐよ、脱ぐよ、脱ぐよ、はい！！！ 〟みたいな勢いだった。
ターコイズグリーンのセットアップに着替えててかっこよかった。 鏡見ながら
風「はいかっこいいー」
笑
風「カラオケをしたいと思います。 立ちたい方は立ってくれても良いです」
24.Damn
とステージ階段を上がり、オケ流してDamnが始まる。 踊りながら歌っていた。
25.まつり
こちらもカラオケ。今回聴けると思ってなかったから嬉しかった。
風「和歌山のみなさん。 過去一で暖かいバイブスをもらったように思います。 ありがとうございます。
ほんとはもうちょっと前に来れるはずだったんですが、 はやり病にかかってしまって…延期になってしまいました。 延期になって今日集まってくれたみなさんありがとうございました 。そして、来れなくなってしまった方… 新たにきてくれた人もいると思います。 みなさんありがとうございます。
ここにいるみなさんには、 愛を自分に与えることを忘れないようにしてもらえたらと思います 。愛は周りの人に求めるのではなく、自分に与えて… 与えた愛が滲み出すぐらいが良いんじゃないかと思う。
日々わしは自分に優しくして、それが人に、物に、地球に… 伝わっていけば良いと思っとる。 まあ上手くいったと思ったらまた一歩下がったり、 まだまだ途中やけど、日々頑張っていきたいと思ってます。
ここに集まってくれた人たちは、これから自分に優しくして、 一緒にぼちぼち頑張っていきましょう。
では、 最後にぼちぼち頑張っていきましょうという曲を歌って終わりたい と思います」
26.旅路
この旅路が非常によかった。
音源等では割とシリアスというか、しんみりした仕上がりだけど、 ピアノが始まった途端ピアノが思ったより跳ねていて…あれ、 これはクラップしないと…という感じだった。
バックビートの効いたAメロを過ぎてハンドクラップが増えていく 。そのバンドクラップが大きくなり、 風さんのピアノがさらに跳ねていき、ロールしていく。
ソウルフルでもあり、もはやロックンロールの転がり方だった。
〝過去一暖かいバイブス〟という表現とここが繋がって、 すごく新鮮な旅路でした。
風「ありがとうございました。和歌山は初めてきたんですけど、暖かいバイブスでした。みなさん、自分に優しくぼちぼち頑張っていきましょう。そして、野菜を食べましょう」
多方面へ手を振り、ドアを出ていく風さん。
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藤井風さんのライブは2回目でしたが、 ピアノ弾き語りのソロライブは初めて。
バンドサウンドの中歌う風さんもパッケージとして好きだけど、 会場の空気に合わせて自由にピアノ一本で展開する様がライブ感が 高くて非常に良かった。
ピアノと歌声の2WAYしか存在しない誤魔化しの効かない空間で 、楽しそうに演奏する姿、歌声、フェイク、 刻むビート全てがGROOVYで、 藤井宅にお邪魔したらあっという間に2時間経っていた… という状態だった。
また、CDとは違うピアノアレンジされた楽曲は新鮮で、 このアレンジでもまた聴きたいなと思えるalone at homeでした。ぜひまた弾き語りやってほしいです。風さんありがとうございました。
【セットリスト】
1.Best Part/Daniel Caesar &H.E.R.
2.Weak/SWV
3.Sunny/Bobby Hebb
4.Circles/Post Malone
5.ガーデン
6.きらり
7.優しさ
【リクエストコーナー】
8.鱗/秦基博
9.Hello,my friend/松任谷由実
10.雨音はショパンの調べ/小林麻美
11.ルビーの指輪
12.The sun and the moon
13.マリーゴールド/あいみょん
14.接吻/ORIGINAL LOVE
15.帰ろう
16.琥珀色の街、上海蟹の朝/くるり
17.We Will Rock You/QUEEN
18.全力少年/スキマスイッチ
19.何なんw
20.ロンリーラプソディ
21.それでは、
22.青春病
23.燃えよ
24.Damn
25.まつり
26.旅路
