Trigger/Nicori Light Tours
1.砂漠の果実
2.蜃気楼Girl
3.コマンド擬似恋愛
4.white margaret
5.サイハテ
Nicori Light Toursは元Janne Da Arcのyouさん(guitar)、kiyoさん(key) を中心に結成され、 2021年8月13日にデビューを発表したバンド。
こちらは2021年10月13日リリースされた1st EP。
(あんまり元ジャンヌって言いたくない気持ちもありますけどね! )
ジャンナーとしては彼らがツインボーカルの道を選んだのが少 し意外だった。どうしてもジャンヌと比較して聴いてしまうので、不快にさせたらすみません+許してねという気持ちで書いております。
サインがついてた+トレカはko-heiさんでした。
1.砂漠の果実
Janne Da Arcの伝家の宝刀(?)歌謡曲+シャッフルビートの一曲。 Aメロ前の間奏からギターもキーボードも弾き倒し、 しばき倒しててこれこれ!!!となる。
ayumuさん、ko-heiさんが交互に歌い、 サビで重なるツインボーカルもとても良い。 1番はayumuさん、2番がko- heiさんがサビメインで声自体左右に振っていて、 ワンボーカルの曲しか基本聴いてこなかったからこその発見も大き い。
2.蜃気楼Girl
先行シングルやデビュー発表の際聴いていたので、実質このバンドで初めて聴いたのはこの曲。
kiyoらしい変則キーボードが印象的なロックチューン。Bメロの裏で弾きまくるギター、Bメロ途中からの転調、サビ終わりのコード展開、6度メジャーなどなど砂漠の果実に引き続きジャンヌの伝家の宝刀だらけでこれこれこれこれこれこれー!!!!となる要素が豊富た散りばめている。
そして、この曲が特にayumuさん、ko-heiさんの歌声が合わさるとyasuに聴こえてそれが不思議でたまらない。
3.コマンド擬似恋愛
こちらも先行シングルに入っていたミディアムロックバラードの一曲。ツインボーカルだからこそ、バラードだからこそ、ロングトーンだからこそ2人の声質の違いがわかる。
4.white margaret
3.と打って変わったミディアムテンポのラブソング。割とボーカルにフィーチャーされているから、ツインボーカルの良さがわかりやすい一曲。ベースラインもわかりやすく、Waiveの淳さん!って感じ。そして、歌詞も高井淳さんが書いている(砂漠の果実も歌詞は淳さんとkiyoさん共作)
ジャンヌ+Waiveって私へのご褒美か。
5.サイハテ
16ビートの効いたロック+ダンスチューン。どちらかと言うとko-heiさんがこれまで歌ってきた音楽性としてはこの辺りが合うのかな。
ラップも担当しているよう。
ギターサウンドとダンスビートの親和性はもちろん高いので、この辺りの楽曲ができることがNicori Light Toursとしての強みなんだろうと思う。
------------------------
5曲とも方向性の違う曲ばかりで、振り幅の大きさを示しつつ、さらに振り幅を大きくしようとしているのが伝わるEPでした。
冒頭に書いた通り、本当はこういう聴き方は良くないのかもしれないけど、どうしてもジャンヌを引っ張ってしまうし、比較してしまうし、懐かしんでしまう。
ただ、懐かしいという感情だけではなく、ツインボーカルの良さだったり、5曲目のサイハテのようなそれぞれの音楽性がぶつかってできた新鮮さもあり、これからの楽曲がどのように変化していくかがとても楽しみだと思っています。
やっとバンドとして動き出した、動き出せた彼らのこれからが本当に楽しみです。