気まま猫草

音楽が好きな社会人の徒然

【実録】ライブ日記の書き方 最終解答編

こんばんは。しばらく前のことですが、ライブ日記についての日記を書きました。

 

snowmansan.hatenadiary.jp


簡単に言えば自分が書くようになったきっかけや書き方の変遷を記 載したんですが、今回はその中身の【書き方】そのものについて日記にしておきたいと思います。
厳密に言えばライブ日記の書き方…というと人それぞれあるので、 ライブ日記を書く上で自分が心がけていることですかね。 これで誰でも、誰もが、ライブ日記を書けるようになるんじゃないか…という内容です 。
コロナ禍に入って自分のライブへ行く熱量や優先度が微減しておりいつ行かなくなるかわからないため、今のうちに書いておこうと思います。
それでは順を追ってはりきって参りましょう。

 

1.開催の経緯
ライブ開催の経緯を必ず書くこと。


   

たとえば


GLAYは10月6日に16thAL FREEDOM ONLYをリリース。それを引っ提げたライブツアーの初日( 全5会場、10公演)


とか、


Waiveは2020年で結成20周年。
昨年ツアーを組んで今年の2/23 LINE CUBE SHIBUYAにてフィナーレを迎える予定であったものの、 コロナ禍でツアー自体未発表のまま頓挫。
そのため、 今年2021年に20周年のやり直しを行う発表をしており、 その始まりとしての今回のBLAZE 2days。


…みたいな。


口唇/GLAY、TRUEXXX/Waiveみたいにイントロ無しで曲が始まるのはかっこいいけど、日記に関してはイントロダクションがないと理解するのに時間がかかる。


ライブ日記を誰が見てもわかるように、
自分が記憶を無くしたとしてもわかるようにしておくことが大事です。


2.MCの書き方
MCは基本的に括弧内で完結する。
たとえば、


HYDEさんが、今年はこういう状況ではありますが、 沢山ライブをしましたね。その中でも1番印象的だったのは平安神宮でライブをやったことで。 雨にも降られたりして大変だったんですけど、 噛み締めながら歌わせていただきました。って言ってたなあ。 平安神宮のライブも楽しかった。


だらだらとどこからMCでどこから感想かわからん。

 


主観と客観(ここではMCそのもの) が混ざると非常に読みにくいし、 ライブ日記に関して言えば主観だらけの文章は読んでいて非常に不快(これについては後ほども記載します。)


MCを書くのであれば括弧書きできっちり区切る。

 

HYDE「今年はこういう状況ではありますが、 沢山ライブをしましたね。その中でも1番印象的だったのは平安神宮でライブをやったことで。 雨にも降られたりして大変だったんですけど、 噛み締めながら歌わせていただきました」


ただ個人的に例外があって、
はっきり言ったかわからない場合、
ニュアンスで受け取ってもらいたい場合、
等は括弧をはずして曖昧に書いたりします。


3.主観と客観
主観を殺しましょう。


2でも少し触れましたが、
主観を入れすぎないようにする。客観的事実を心がける。 ここが1番気をつけていることかもしれません。


たとえば、
2.ALL STANDARD IS YOU
自分小学生のときにリリースされ、思い入れが強い曲。 CDのようなベース音から始まったからこそ当時を思い出して懐かしくなった。それとスクリーンの青空が広がって綺麗だったな。自分もよく外に遊びに行く時に聴いてたから思い出ともぴったりだった。


知らんがな。


もちろん、 自分の日記なので主観を絶対に入れないわけではないけど、 ライブ日記に関しては受け取ったときの気持ちを前面に押し出さないよう気をつけています。気持ちを入れるのであれば、分けて書くべき。

 


2.ALL STANDARD IS YOU

昨年のライブのようなTERUさんのアカペラ始まりではなく、CDと同じベースラインから曲がスタート。
サビでスクリーンに青空の映像がかかり、 サビと共に世界が広がっていくようだった。
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小学生の時に思い入れが強かった曲で、 音源と同じベース始まりだったので懐かしかった。

 


みたいな。
自分が自分の文章を読んでいるとなかなか気づかないけど、 人のライブ日記を読むと主観が強すぎて読みたくなくなって途中で消すことがある。


客観的にどの曲をやって、どんな音が鳴っていて、 どんな演奏をしていて… もちろんその説明の中で主観は絶対に入るので、 客観に極振りはできないものの、 極力客観的な文章が書けると読みやすいように思います。


4.感想は最後にまとめて
主観に関わる感想は日記の最後にまとめて書く。 理由は3の部分と同じです。


細かく言えばもう少しこだわりポイントはありますが、 大枠としては以上1〜4を気をつけています。
いろんなポイントがあるけど、一貫しているのは客観的であるよう心がけるということです。


といっても先程記載したように自分自身の主観で生活して、動いて、ライブを楽しんでいる以上、主観の無いことは有り得ないですが、客観を意識するだけで、文章がだいぶ変わるように思います。


【番外編 MCの覚え方】
本当におまけですが、〝MCどうやって覚えるんですか?〟とよく聞かれるので書いておきます。どっちかというとこちらがメインなのかな。


①覚えようとしない
ライブ中

あっ…このMCとても大事なこと言ってるな…覚えとこう覚えとこう…

 

ライブ後

なんだっけ…覚えておこうって暗唱したのに!!!

 

 


覚えておこうとライブ中に思うと、【覚えようと思ったことだけ】を覚えて内容を忘れてしまうことが多いです。
自然にMCを受け止めて、そのときに抱いた感情があると思うので、その感情を思い出すと自ずと話していた内容が連想できたりします。


②映像として記憶する
ライブハウス、ホール、アリーナ、ドームどこの会場であれ、自分が見たそのままの景色を映像として振り返れるよう覚えておく。
あまり好きな言葉ではないけど、これが余韻と言われるものの正体じゃないかなと思います。


MCから曲紹介で入ったギターイントロのカッティングがかっこよくて、そこから照明に照らされた姿が神々しく、サビを歌い終えたら上手にいき煽っていたなー。そこからまたMCで〝いかれたメンバーを紹介するぜ!ドラムス チャーリー!〟って言ってたかなあ。


みたいな。
流れで覚えてると結局流れでMC何話したか出てきて、流れのまま終演まで思い出せたりするわけです。


③セットリスト順に眺めてみる
②の映像記憶と関係するかもしれないけど、セットリストの順を眺めると曲と曲との繋ぎや、MCの入り方が思い出されるわけです。ただそれを行うには曲名と曲自身を覚えておかないといけない。
だからこそ個人的にライト層のバンドや曲をあまり知らないバンドはライブへ行く前に必死で予習します。もちろん予習無しでライブへ行くのはアーティスト側に失礼という前提もあるけど、MCやライブを思い出すにも、ライブを楽しむにも覚えてないよりは覚えている方がいいのです。


④ワードをメモしてみる
ライブ中はそんな時間はないので、ライブ終わった後の話です。
記憶はその瞬間から消えていくので、大枠は覚えていてもピンポイントでバンド名、地名、機材など細かいものはわからなくなったりします。ただ、単語だけでもメモができればそこから流れを思い出すことができますし、時間が経っても掘り起こすことができます。
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ライブ自体も、MCも、曲も、聴いてる内容はみんな同じなので、どれだけ記憶を掘り起こすツールがあるかが重要です。
鍛錬すれば徐々に記憶力は拡張されますし、覚え方のコツやフォーマットみたいなものも次第にできてきます。


ライブ日記やライブレポートを書く人はメジャーバンド、アーティスト、グループには沢山存在する上、BARKS等の記事で上がるので無数に存在します。ただ、マイナーバンド、ニッチなジャンル・アーティストの場合、収容キャパも少ない上、玄人の記事もない、そしてレポートを書く人の絶対数が少ないため、どんなライブだったかわからないことが多いわけです。


その使命に駆られてライブ日記を書いてますとは到底言いませんし、あくまでもボケ防止であり、自分のために書いてるわけですが、そんな風に日記を書く人が増えれば良いなと思っている次第です。


何かのきっかけでこの記事を読んでいるみなさん、
ライブ日記でなくとも、一言でも短文でもライブの様子を書いてみてはいかがでしょうか。
多くの方のライブ日記、ライブレポートを読めることを楽しみにしています。