気まま猫草

音楽が好きな社会人の徒然

ヴィジュアル系のコーナー展開が少なかった頃-③V系専門店 池袋編

さらにさらにご無沙汰してしまいました。V系をチェーン店で扱う店が少なく、 専門店がありましたよーって話の続編です。


前回のおさらい。こちらから読んだ方がわかりやすいでし。

 

snowmansan.hatenadiary.jp

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【池袋】
今回は池袋編。
池袋は新宿みたいにレコード店街というのがなかったとは思う。 離れたところに点々と…という感じ。
チェーン店で言えば西武百貨店WAVEがあったが、 2009年頃撤退。その後山野楽器が入るも、 2021年頃に閉店。


サンシャイン60通りにあったHMVは2009年に閉店し、 今ではこちらがお馴染みブックオフになっている。2009年はCD売上が減少していた最中、 ダウンロードが増えていたことが影響しているのかな。 2008年のリーマンショックの影響もあるものなのか。まあHMVは現在エソラにあるが。2009年になにか分岐点。

 

また、 サンシャインシティにあった新星堂は2012年頃にアルパ店→ アルタ店になったり、 移転も繰り返して最終的に無くなってしまった。ここはV系専門ショップでないものの、インストアイベントがあったり、V-ROCK SUMMITのコーナー展開もあってとても居心地が良かった。シドの流通盤を買ったのもここだった。

 

継続して存在しているのはタワ池と呼ばれるタワーレコード池袋店Acid Black CherryJanne Da Arc推しとしても有名な店舗である。


私はこの頃埼玉に住んでいたので、池袋に入り浸っていた。 翔んで埼玉に出てくるように池袋は埼玉の植民地であり、 埼玉県池袋市である。
そういう経緯もあってか、たまたまなのか、 V系専門ショップへ初めて行ったのも池袋だった。

 

①DISC WAVE(ディスクウェーブ)/closet child(クローゼットチャイルド

V系CDソフトの買取販売店。 ここが私が初めて行ったV系専門ショップである。


閉店した東急ハンズの近く、 現ABCマートを取り壊す前のビルに入っていたはず。( 大栄ビルという名称だったらしい)
その雑居ビルの5Fに位置し、3. 4Fはアニメ関連商品を販売しているゲーマーズがあって階下から桃の香りがしていた。


私が行き始めた2003年頃はDISC WAVEという名前でV系CD、DVD、デモテープ、 VHSを扱っていた。 少し前は一般の中古CDも買取していたとか。

 

そこからしばらくして(2004年ぐらい?)店の看板がDISC WAVE/closet childに。
closet child!?何!?!?
と思い店に入ると、店の半分が服飾の販売になっていた。 その頃はDISC WAVEがCD関係、closet childがアクセサリー、服飾関係のお店で棲み分けしていた。
簡単に言えば、CD関係が手前、服飾が奥にあって、 服飾側は女性ばかりで恥ずかしくて入れなかった。いや、 入る気もそこまでなかったけど。


前回にも書いたが、CDの棚は新品、中古、 貴重盤と分けられていた。 貴重盤にはRAREの赤印が値札のところに押されていた。 さらにさらに貴重なデモテープ等はアクリル板というかビニールカ ーテンというか、その幕の奥へ飾られていた。
当時で言えば別れ道/ガゼット、赤い花/JILS、 Resist/Janne Da Arc、懺悔/ナイトメア 等が置いてあってたっかーーーーーーと思いながら( 声に出てたかもしれない)眺めていた。


この頃Waiveが好きでPINK DISTORTIONというミニアルバムが2,500円( 定価は1,600円)で貴重盤コーナーに置いてあった。 中学生の私はなけなしのお小遣いで買おうか、買うまいか… 店内をぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる…しながら1時間ぐらい悩み悩んで購入を決めたのが 1番の思い出である。
他にもJanne Da Arcのツアーグッズもよく眺めていた。

そしてフリーペーパーのGab.もよくもらって帰っていた。

 

 

そんな思い出の大栄ビルから2009年末ぐらいに移転。 例の取り壊しによるものかな。スタバの入っている七福久ビルへ。
売り場の形態が何度か変わっていつのものか覚えてないけど、 CD売り場から服飾コーナーを通って会計に行かないといけない場 合もあって、そこを通るのが恥ずかしかった記憶がある。〝 女装しにきたんじゃなくて、服を見に来たんじゃなくて、 CDを買いにきたんですよー!〟って心で叫んでいた。


その後、アークランドビルへ音源関係は移転。

※アークランドビルへの移転が2015年ぐらい?のようだけど、 もう少し前(2011年前後)に移転されていたような気もする… けど記憶の改竄なのかもしれない。


DISC WAVE/closet childは株式会社グッデーが運営しており、 設立は1984年。
いつ頃からDISC WAVEが存在しているのかはよくわからないけど、 90年代には存在しているのだと思う。 一般の中古買取をしていた頃。
※ここは別途調べたら追記していきます

 

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こちらは2000年5月号のSHOXX

この時期はまだDISC WAVEのまま。

 

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こちらは2003年12月号のSHOXX

この時期はDISC WAVE/closet childリニューアル1周年と書いてある。ということは2002年の夏以降にDISC WAVE/closet childとなったということか…記憶が改竄されている。


②Brand X(ブランドエックス)

池袋では老舗だったV系CDショップ。 残念ながら2019年5月7日に倒産。
池袋サンシャインシティの道向かい、 いわゆる乙女ロード沿いにあったお店。初めて行ったのはDISC WAVEに行った後だったと思う。
初めて行ったときは地下に降りる階段が怖くて、 貼ってあるポスターには血文字のような感じでオカルトプロポーズ と書いてあったのも相まってホリブルであった。


店の中はタバコの臭いで溢れてて(時代だ)、 いろんなバンドのサインも飾られていた。
店長の矢田さんはインストアイベントの司会やCrazy Monster等ライブイベントの司会、 ニコ生等やっていたから回すのが上手かった。 V系CDショップとしてももちろんだが、 名物店長の特色を生かした形で経営していた稀有な例のようにも思う。

 

創業は1988年。

当初は洋楽HR/HMがメインだったものの、 途中で転換したらしい。B!紙にも広告が載っていたとか。

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こちらは2006年2月号SHOXXの広告。

Xになっている中にも細かくリリース情報が書かれてある広告。

※ここもわかり次第別途追記するかもしれません


③PURE SOUND(ピュアサウンド)池袋店
はっきりと記憶にないけど確か池袋にもあったはず。 2010年ぐらいまでかな。


V系専門というわけではなく、 メタルやJPOPもここは置いてあった気がする。 HELLOWEENのCDを探した記憶はある。新宿のPURE SOUNDにも無い、 クロチャにも無い商品がぽっとでであったり、 不思議な穴場でもあった。


④disk union(ディスクユニオン)池袋店
こちらも新宿店同様、V系専門ではないものの、土地柄なのか、 都心部だからなのか意外とV系界隈のCDが集まっていた。池袋の地下道を通ってあがれば雨にも濡れずに行ける。


エレベーターで上がり4Fにあるが、これがなかなか来ない。 上階にあるスイパラのお客さんが多いからか。
だからエレベーター乗る時も女性だらけでなかなか大変だった記憶 がある。4Fに着くと男性だらけなのに。


店内にV系コーナー展開があったわけではない。ただ、J- POPの中にメリーがあったり、カリメロがあったり、 十神があったり、割とマイナーなものも入ってきていた。店内の配置が時々変わって、その度に店内をぐるぐるしていた。
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今あるお店も無いお店もあるけど、 池袋で見るところとしてはだいたいこんな感じでした。
他にはブロンズエイジ、 デッドワンも昔の雑誌を見ると広告に載っていたけど、 私が行く頃にはなくなっていました。


池袋は冒頭に言った通りレコード店街というものはなかったけど、スポットで思い出の場所として存在していたり、漫画・アニメ文化アニメイトとらのあなゲーマーズ等)とも共存しているようなイメージがあった。
なので、V系ショップを漁って、漫画やアニメグッズも見に行って、ミルキーウェイでパフェを食べ、ナンジャタウンで遊んで、疲れて埼玉へ帰る…みたいな流れだった。


街へ遊びに行く一環でCDも漁る。
池袋は埼玉県民の憩いであり、希望だったなあと思った池袋編でした。
次回、またいつか!