気まま猫草

音楽が好きな社会人の徒然

23.09.14 HELLOWEEN 〝UNITED FORCES 2023〟@大阪オリックス劇場

HELLOWEENのライブへ行ってきました。

オリックス劇場

f:id:snowmansan:20230916180121j:image
f:id:snowmansan:20230916180124j:image
f:id:snowmansan:20230916180127j:image


今回は(今回も)特別なんです。

 

 

snowmansan.hatenadiary.jp

 

HELLOWEENUNITED FORCE TOURを世界で廻っている中、 2023年3月25日に来日公演を発表。
前回来日時、PUMPKINS UNITEDと第し、 期間限定で初期主要メンバーであるマイケル・キスクとカイ・ ハンセンが復帰していたが、残留し引き続き7人編成での活動。 それも2021年には〝HELLOWEEN〟 というセルフタイトルアルバムもリリースしている。
前回はお祭りも込めたツアーだったが、今回は新作を用意し、 未来への意志をも感じるツアー。


今回は別の意味でも特別なんです。


HELLOWEEN 〝UNITED FORCES 2023〟


19:06〜20:37
暗転し、SEと共に映像が流れる。
怒号のような歓声がすごい。


センターにはジャックオーランタンの台があり、 その上に要塞のようなドラムセットが鎮座。そして、ダニ・ ルブレ座っている。


フロントにはトリプルギターでマイケル・ヴァイカート、カイ・ ハンセン、サシャ・ゲルストナ。
ベース マーカス・グラスコフの4名が出てくる。


1.Skyfall
曲が始まると左の後方段上にマイケル・キスク、 右の後方段上にアンディ・デリスが出てきて歌唱。
この体制がかっこよかった。


メジャースケール、ツーバス、高音の続くメロディライン、 疾走感、間奏でうねるベース… 1曲にハロウィンの全てが詰め込まれていて、 アンコールラストではないかと思うほどクライマックス感が強かっ た。


2.Eagle Fly Free
ボーカルはマイケル・キスクのみになって歌唱。
原キーで今でも歌い上げているのが素晴らしい。
〝Eagle Fly Free〟の部分はフロアに投げて全員で合唱。


3.Mass Pollution
ボーカル:アンディ・デリス
アンディ「Osaka!Make some noise!」
曲に合わせて頻繁に煽っていた。

 

4.Future World
ボーカル:マイケル・キスク
〝'Cause we all live In future world〟
は全員で合唱。
間奏入った部分の高音シャウトは健在。

 

5.Power
ボーカル:アンディ・デリス
ギターイントロはOh〜Oh〜と合唱だし、サビの〝We've got the power,we are divine〟も大合唱。


6.Save Us
ボーカル:マイケル・キスク

 


曲が終わり、マイケル・キスクもはけ、カイ・ ハンセンのコーナー。メドレーではあるけど、 初期HELLOWEENの楽曲を演奏してくれた。


7.Medley
・Metal Invaders
・Victim of Fate
・Gorgar
・Ride the Sky


Ride the Skyが非常に嬉しかった。
カイ・ハンセンの凶暴な魔女声のアタックがすごい。
〝Give me wings to fly
Ride the Sky〟


高音で空を切り裂くようだった。


8.Heavy Metal(is the Law)
こちらもカイ・ハンセン ボーカル。
ギター弾きながらよく歌えるなと思うぐらい指も動くし、 高音シャウトもする。


カイ「Heavy Metal」


\Heavy Metal/


カイ「Heavy Metal」


\Heavy Metal/


カイ「Heavy Metal」


\Heavy Metal/


カイ「Heavy Metal」


\Heavy Metal/


の掛け合い。
ジャーマンメタルの煽りループ。


Walls Of Jerichoを今の時代に聴けて嬉しかった。


曲が終わると、マイケル・キスク、アンディ・デリスが登場。 ステージ下手にはサシャ・ゲルストナが残っている。


MCでThe Time of the Oathの曲で、スマホライトも点灯させてほしいと言っていた。


9.Forever and One(Neverland)
アコースティックではないけど、サシャのギター1本、 アンディが主旋、マイケルが下ハモでサビまで歌っていた。
そこからドラム、ベースも入ってバンド編成で演奏。

 

サシャだけ残ってギターソロ
10.Guitar Solo
11.Best Time


12.Dr.Stein
マイケル、アンディ2人ともステージに出て歌っていた。


13.How Many Tears
〝最後の曲〟と紹介されて演奏された。
このタイミングで反戦の意の込められた曲が本編ラストというのは 世界情勢でもあるのかな。


そして、この曲はWalls Of Jerichoに収録曲であり、カイ・ハンセン、マイケル・ キスク、アンディ・ デリスの3人で歌い繋ぐというのがまた軌跡を見ているようであり 、奇跡でもある。

〝Unite!It's not too late〟 という歌詞がこの7名体制のUniteの意味にも聴こえる。
世界情勢にしても、バンドの状況にしても、 ラストナンバーとしてぴったりだった。


En.(20:38〜21:18)

Perfect Gentlemanのイントロがループで流れ始める。
14.Perfect Gentleman
ボーカル:アンディ・デリス


Perfect Gentlemanということなのか、ジャケットを羽織り、 ハットを被り、ステッキを持って歌唱。


〝Yes,I am〜I am perfect gentleman〜〟の合唱と、間奏の〝Perfect!〟 のコーラス。


アンディ「He is ?」


\Perfect!/


アンディ「she is ?」


\Perfect!/

 


アンディ「We are ?」


\Perfect!/


アンディ「You are ?」


\Perfect!/


15.Keeper of the Seven Keys
ボーカル マイケル、アンディ2名
再び最初と同じようにステージ後方下手にマイケル、 ステージ後方上手にアンディ。


13分越えの長尺曲なのに展開が多くてあっという間。
これも大合唱だった。


ラストのアルペジオをサシャが演奏しながら、 メンバー紹介をして1人1人去っていく。


16.Drum Solo
17.I Want Out
オレンジ色のジャックオーランタンの描かれたボールがたくさん飛 んでくる。 HELLOWEENでこんなボール飛んでくると思わなかった。笑


ボーカルはマイケル、アンディ2人とも登場。
曲中に自分の席近くまでサシャ、 マイケルが来てくれて間近で観れるのが夢のようだった。

 


ギターソロは合唱になっていたけど、途中でフロアを2つにわけ、

〝Oh〜Oh〜Oh〜〟と〝I Want Out〟の二手でコーレス。


再びサビに返ってきて、ラストの〝to be free〟でマイケル、アンディのシャウトは圧巻だった。

 


曲が終わり、 両端の花道のあたりまでいろんなメンバーが来てくれる。
マーカス・グラスコフ、カイ・ ハンセンとグータッチできる日がくるとは… ただただ震えて終演を迎えた。
-------------------
HELLOWEENを見たのは4回目。
この7人編成として見たのは2018年以来、2回目。


この編成になってからマイケル、 アンディが交互に歌うことが多いので、 ライブのスピード感もあるし、 最後まで一貫して力強い歌声なのが良いですね。
また歴代Vo.がその当時の楽曲を歌うから、 HELLOWEENとしての歴史も感じるし、 バンドの深さを改めて実感する。


カイ・ハンセン時代はスラッシュメタル寄り、
マイケル・キスク時代は正統派ジャーマンメタルメロスピ)、
アンディ・デリス時代はパワーメタル寄りであり、
全て違うのに、全てがHELLOWEEN。カイの切り裂くような歌声に圧倒された想い出もあるし、マイケルの高音の出し方に憧憬することもあったし、アンディの叙情的な歌声に感動したこともある。


リリース当時は生まれてなかったり、オギャーの頃だったりもするから後追いだけど、それでも生きてきた中で好きな音楽の幅を広げてくれたバンドであり、自分にとってはヘヴィメタルというジャンルの奥行きを教えてくれたバンドだと思っている。そして、メジャースケールの疾走感溢れる楽曲は人間讃歌そのものであり、音楽、ジャンルを越えて活力を与えてくれるような気がする。


そんな大好きなHELLOWEENを、それも特別編成で見ることができて本当に幸せでした。
新譜の中で演奏されていない楽曲があるので、ぜひまた来日してほしいです。
ありがとうございました。

x.com

x.com

www.instagram.com


【セットリスト】
1.Skyfall
2.Eagle Fly Free
3.Mass Pollution
4.Future World
5.Power
6.Save Us
7.Metal Invaders/Victim of Fate/Gorgar/Ride the Sky
8.Heavy Metal(is the Law)
9.Forever and One(Neverland)
10.Guitar Solo
11.Best Time
12.Dr.Stein
13.How Many Tears
En.
14.Perfect Gentleman
15.Keeper of the Seven Keys
16.Drum Solo
17.I Want Out