1.BAD APPLE
2.SHINING MAN
3.シューゲイザー(Gray Crow Mix)
4.妄想コレクター(HSMS Reconstruct Ver.)
5.Angelus(3Xdecade Boost Mix)
2021年8月18日リリースされた59thシングル。
ジャケットはKing Gnuの常田さん主宰クリエイティブチームPERIMETRON。10月6日発売16th AL FREEDOM ONLYと同じ世界観を持ったアートワーク。
1.BAD APPLE
和音階のメロディラインとTomi Yoさんのエレクトロなサウンドアレンジの対照性がお互いを際立たせたミディアムテンポの楽曲。GLAYに抱いていたビートロックのイメージは年々変わっていき、それがまた面白いですね。それでもふとしたメロディの抑揚、コーラスワーク、ギターの手癖はそのままで、GLAYがデビュー27周年を迎えて変わる部分と変わらない部分の絶妙なバランスで成り立っていることがうかがえます。
歌詞は現社会情勢下を憂いつつも、現実を受け入れて前に進もうとする様がTAKUROさんらしい。
バンドサウンドに寄らないアレンジがメロディとこの歌詞をフィーチャーしており、本当に新鮮。
2.SHINING MAN
昨年のGLAY DEMOCRACY 25TH HOTEL GLAY GRAND FINALE in SAITAMA SUPER ARENAで新曲として披露され、3/11の音楽の日でも披露されていた曲。表題曲としてリリースされると思いきやまさかのc/wなのがまたGLAYらしい。新曲として披露したものは割とアルバム曲になったりする事が多い気がします。
イントロのToo Shy Shining Manの煽りがどう聴いてもクラブに流れてるしゃっしゃっしゃっしゃっしゃっしゃっえびばーでっ!!そのもの。(Shots/LMFAO)
スポーツマン向けの歌詞がオリンピック選手へ向けたタイムリーな歌のよう。Too Shyがまさに恥ずかしがり屋の日本人。それもよりも恥ずかしくも感じる〝位置についてよーい、ドン〟の歌詞。お遊びの歌詞のTAKUROさんらしいこと。
バンドサウンド強めにも聞こえるけど、アレンジはDJ MASSさんも入ってクラブ寄り。
3. シューゲイザー(Gray Crow Mix)
元々HISASHI作詞作曲で、2015年に藍井エイルさんへ提供•リリースした楽曲。その楽曲のセルフカバーで、今年4/29に行われた配信ライブTHE ENTERTAINMENT STRIKE BACK RESONANCE vol.3で演奏されていたライブver。その上で更に加工しているのかはよくわかりません。
デストピア、超音速デスティニー、妄想コレクター(2014年〜2016年)のHISASHIさん楽曲と親和性が高く、ずっとその辺りと兄弟楽曲なのかなと思ってたので、GLAYver.で聴けて嬉しいです。
キーはTERUさん用に下げてるけど、歌謡メロディにギターサウンドは変わらず聴きやすい一曲。
4.妄想コレクター(HSMS Reconstruct Ver.)
こちらも配信ライブでアレンジ演奏された2014年MUSIC LIFE収録曲。おそらくメロディのテンポは変わってないのに、リズムを変えるだけでこんなにゆったりとしたナンバーになるのかと驚かされます。
5. Angelus(3Xdecade Boost Mix)
こちらはインディーズver.
GLAYがインディーズ時代、1991年リリースしたAngelus Bellに収録されたAngelusの再構築ver.
3/27 配信ライブTHE ENTERTAINMENT STRIKE BACK 魁⭐︎照男達で披露されたものに、DJ MASSさんが生音比率を下げてアレンジしたもの。ライブver.を更に加工ってなかなか聞いたことない笑 今回収録楽曲がエレクトロ、クラブ寄りのアレンジだから統一性出すためかな。
Angelusは元々はTAKUROさんのへなっとしたギターイントロ(これが好き)で始まるのが、アルペジオから始まり、音の厚いギターリフとシンセでかなり壮大にアレンジされています。でもしっかりと元のリフは昇華されていたりもする。
ギターソロ入口はXのツインギターようだし、転調ギターソロはHIDEさんが弾きそうで、90年代前半にシーンを席巻した黒服系とメタルの掛け合わせのよう。
元々のアレンジもインディーズ臭が強めで大好きだけど、今回のものは厚みのある音で30年経って再構築されてとても良い!
ちなみにDVD付にはBAD APPLEのMV、メイキング、トークと5/30に開催された日比谷音楽祭2021のライブ映像が収録。
日比谷音楽祭2021
1.誘惑
2.SOUL LOVE
3.青春は残酷だ
GLAYが日比谷野外音楽堂でライブをやったのは1998年以来らしく、それが理由かわからないけど、98年同発シングルの誘惑、SOUL LOVEが演奏されていました。また、青春は残酷だは昨年のTERUプロデュースLive at HOME vol.2でアコースティックで披露。また、5月29日JIROプロデュースTHE ENTERTAINMENT STRIKES BACK RESONANCE LIFETIME MUSIC
ではバンドスタイルで披露、6月に楽曲配信されており、10月発売のFREEDOM ONLYにも収録予定。
日比谷ライブで差し込む日差しが楽曲にぴったりでした。
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BAD APPLE=コロナ
SHINING MAN=オリンピック
の構図にも見えて、あえてc/wにすることで表裏一体として受け取れるシングルですね。それがまた面白い。
アルバムのリリースがまた楽しみになりました。